大谷翔平選手、5戦連続アーチ!9回に走塁も光りサヨナラのホームを踏む
ドジャース名将ロバーツ監督「本塁打は副産物」
【©️Los Angeles Dodgers】
ロサンゼルス・ドジャースが23日(日本時間24日)、本拠地で行われたミネソタ・ツインズ戦に4―3で逆転サヨナラ勝利を収めた。初回には大谷翔平が中堅へ先制37号ソロを放ち、5試合連続本塁打を記録。球団タイ記録に並ぶ一打で、存在感を示した。
大谷の一発は、速球を中堅方向へと弾き返す鋭い打球。ロバーツ監督は試合後、「彼はこれで5試合連続。見事だ。広角に打てており、速球も変化球も対応している」と高く評価した。
先発したタイラー・グラスノーは、3回にソロ本塁打を浴びたものの、7回12奪三振1失点の力投を披露。指揮官は「彼を7回まで引っ張れたことが大きい。チームとして勝つ方法を見つけた」と手応えを語った。
試合は7回にトミー・エドマンの適時打で勝ち越すも、8回に2番手カービー・イエーツが3連続四球で崩れ、逆転を許す展開。しかし、1点を追う9回裏、2死からムーキー・ベッツの内野安打と大谷への申告敬遠などで満塁とすると、フレディ・フリーマンが左前へ2点適時打。大谷がサヨナラのホームを踏んだ。
ロバーツ監督は終盤の粘りについて、「ファイトを見せ、フレディに今月最も良いスイングをさせる状況に持っていけた」と振り返った。
この日の一発で、大谷は5試合連続本塁打をマーク。MLB記録の8試合連続に迫っている。次戦以降は敵地ボストンでのレッドソックス3連戦が控える。ロバーツ監督は、「記録については分からないが、彼が今と同じアプローチを続ければ、グリーンモンスターのあるフェンウェイ・パークではホームランになる可能性は高い」と今後に期待を寄せた。
また、シーズン50本塁打の到達に関する質問には、「今の彼の調子であれば、頭の片隅にあるかもしれないが、彼はチームの勝利を最優先にしている」と語り、「本塁打などの数字は、その姿勢の“副産物”だ」とチームに貢献する姿勢を称賛した。