井上尚弥選手、次戦発表へ─世界が注目する「ムロジョン戦」実現か!? 武居由樹選手との2大王者会見も話題に

2025.7.7

世界ボクシング界の主役が再び動く。WBC・WBA・IBF・WBOの世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32=大橋)が、7月10日正午から次戦発表の記者会見を実施する。注目の会見は、NTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される予定だ。

さらに会見には、同じく世界王者であるWBOバンタム級王者・武居由樹(28=大橋)も出席。日本が誇る2大王者の“同時登場”に、ファンや関係者からは期待の声が高まっている。

▪️井上vsアフマダリエフ、決戦は9月か

井上陣営はこれまで、9月に元WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)との対戦を構想していることを明かしており、今回の会見では正式発表される可能性が高い。

アフマダリエフはアマチュア時代にリオ五輪銅メダル、世界選手権銀メダルを獲得し、プロでは14勝(11KO)1敗の実績を誇る強豪。2023年4月、マーロン・タパレスに僅差の判定で敗れたが、同年12月のWBA指名挑戦者決定戦で勝利。以降、約1年8カ月にわたって井上との対戦を待ち続けてきた。

無敗のまま世界4団体を制覇し、30戦30勝(27KO)を記録している井上にとっても、アフマダリエフとの一戦は、「絶対王者」証明の意味を持つハイリスク・ハイリターンな挑戦となる。

▪️武居は指名挑戦者との初防衛戦へ

一方、5月の初防衛戦で圧巻の初回KO勝利を収めた武居由樹には、WBOから同級1位のクリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との指名試合が通達されている。