ケビン・デュラントがロケッツ移籍へ NBA史上最大規模の7チーム13選手絡む超大型トレード成立
【©️Kevin Durant/ NBA Rakuten】
NBAは現地6日、ヒューストン・ロケッツがケビン・デュラント(前フェニックス・サンズ)を獲得するトレードが正式に成立したと発表した。この取引には、ロケッツ、サンズ、ホークス、ネッツ、ウォリアーズ、レイカーズ、ティンバーウルブズの計7チームが関与。13選手と複数のドラフト指名権、さらには金銭までもが動く、リーグ史上最大級のトレードとなった。
▪️各チームの主な獲得選手・権利
ロケッツ:ケビン・デュラント(サンズから)、クリント・カペラ(ホークスから)
サンズ:ジェイレン・グリーン、ディロン・ブルックス、
2024年ドラフト1巡目10位のカマン・マルアチなど計6選手に加え、
2026年・2032年のドラフト2巡目指名権
ネッツ:2026年・2030年のドラフト2巡目指名権
ウォリアーズ:アレックス・トゥーヒー、ジャマイ・メイシャック(いずれもサンズから)
ホークス:デイビッド・ロディー(ロケッツから)、
2031年のドラフト2巡目指名権、金銭
レイカーズ:アドゥ・シーロー(ウルブズ経由)、金銭
ティンバーウルブズ:ロッコ・ジカースキー(レイカーズ経由)、
2026年・2032年の2巡目指名権、金銭
ロケッツのラファエル・ストーンGMは、
デュラントの加入に際し「ケビンは歴代でも屈指のスコアラーであり、コートの両エンドに影響を及ぼす選手。昨季のチームの成長に、彼のスキルがうまく融合すると確信している」とコメントした。
一方で、デュラントを放出したサンズのブライアン・グレゴリーGMも「ケビンは歴史に残る選手。我々のチームや地域社会に多大な影響を与えてくれた」と別れを惜しんだ。
▪️デュラントもSNSで心境明かす
この超大型トレードは、NBAファイナルの時期に報道されて以降、各方面の注目を集めていたが、約2週間を経て正式決定に至った。フェニックスでの2シーズンを終えたデュラントは、自身のX(旧Twitter)アカウントで次のように綴っている。
「フェニックスでの時間が終わった。この旅のすべての立ち寄り地点が自分に良い影響を与えてくれた。舞台裏のスタッフ、チームメイト、すべてに感謝している。アリゾナに愛を。そしてヒューストン、楽しみだ!」