ブライトン残留と契約延長へ

【©️Brighton & Hove Albion Football Club 】

イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンからの関心を断り、現所属クラブとの契約延長に向けて動いていることが明らかになった。独紙『ビルト』や英『スカイ・スポーツ』など複数の報道が伝えている。

 

三笘は2021年に川崎フロンターレからブライトンへ加入。初年度はベルギー1部ユニオン・サン＝ジロワーズへ期限付き移籍し頭角を現すと、2年目のブライトン復帰後はレギュラーに定着。2022-23シーズンにはロベルト・デ・ゼルビ監督の下で主力として活躍し、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。

昨シーズンは新監督ファビアン・ヒュルツェラーの下、日本人選手としては初となるプレミアリーグ二桁得点を達成。ケガによる離脱期間もありながら、攻撃の軸として存在感を示した。

こうした活躍を受け、今夏の移籍市場では複数クラブが三笘に関心を寄せたとされる。中でもバイエルン・ミュンヘンは具体的な補強候補としてリストアップしていたが、関係者によると、三笘サイドは移籍交渉に応じず、プレミアリーグでのキャリア継続を希望。ブライトンとの新契約に向けた交渉を優先しているという。

ヒュルツェラー監督は英『スカイ・スポーツ』の取材に対し、「プレシーズントレーニングで彼に再会できるのが楽しみだ。まだ成長の余地があり、私たちはそれを引き出していく」と語り、三笘を今後もチームの中心戦力として重用していく方針を示した。