鈴木誠也選手が先制24号▶︎ブッシュはキャリア初の1試合3発
MLBカブスが球団新記録の8本塁打で圧勝
【©️Chicago Cubs, 】
ナ・リーグ中地区のシカゴ・カブスが4日(現地時間)、敵地ブッシュ・スタジアムで行われたカージナルス戦に11対3で大勝し、連勝を4に伸ばした。チームはこの試合で球団新記録となる1試合8本塁打を記録。主砲・鈴木誠也外野手(30)は先制の24号ソロを放ち、自己最多タイの今季74打点目をマークした。
独立記念日のナイトゲームで打線が爆発した。初回、2死から鈴木が右腕マイコラスの内角シンカーを捉え、左翼スタンド中段へ先制の一発。打球速度107.9マイル(約173.6キロ)、飛距離は410フィート(約125メートル)と文句なしのアーチだった。直後にはピート・クロー・アームストロング(PCA)も22号ソロで続き、幸先よく2点を先制した。
本塁打攻勢はさらに続いた。2回にはマイケル・ブッシュが15号ソロ、カーソン・ケリーが10号ソロと連続弾を放ち、カージナルス先発のマイコラスを2回途中でKO。3回にはPCAが2打席連発となる23号ソロ、さらにブッシュも2本目の16号2ランを放ち、序盤で試合を決定づけた。
7回には再びPCAが安打で出塁し、ダンズビー・スワンソンが15号2ランで2桁得点に到達。直後にはブッシュがこの日3本目となる17号ソロを記録し、計5打点と爆発的な打撃で勝利を後押しした。
カブスはこれで球団史上初となる1試合8本塁打を達成。ブッシュ、PCAの2人で5本を占める異例の猛攻だった。
鈴木はこの日、4打数1安打1打点。
打率.261、24本塁打、OPS.869と好調を維持しており、今季88試合目で昨季(2023年)に記録した自己最多の74打点に並んだ。MLB全体の打点ランキングではこの日終了時点で単独トップに立ち、ナ・リーグ2位のエウヘニオ・スアレス(Dバックス)に4打点差をつけている。
球団新記録と主砲の節目打が重なったこの一戦は、後半戦に向けたカブスの勢いを象徴する試合となった。