エンゼルス菊池雄星投手、移籍後初勝利!渾身の110球で快投 

2025.5.24

エンゼルスは8連勝で勝率5割復帰

【©️Los Angeles Angels】

 

ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手が、23日(現地時間)に本拠地で行われたマーリンズ戦に先発登板。6回途中まで無失点に抑える力投で、今季最多となる110球を投げ抜き、待望の移籍後初勝利を手にした。チームは7-4で勝利し、破竹の8連勝で勝率5割に戻した。

 

菊池は初回から走者を許しながらも、要所を締める粘り強い投球を披露。5回まで相手に三塁を踏ませない安定感で、打線の援護を引き出した。2回には絶好調のテイラー・ウォードが先制ソロ本塁打を放ち、5回にはウォードの犠牲フライとローガン・オホッピーのタイムリーでリードを3点に広げた。

迎えた6回、先頭打者を出塁させ無死一、二塁のピンチを招いたが、マウンドに駆け寄ったワシントン監督の声に奮起。続く打者を遊撃併殺打に仕留め、ガッツポーズで感情を爆発させた。その後、連続四球で満塁としたところで降板となったが、2番手ストリックランドが冷静に後続を断ち、見事に火消し。遊撃手ザック・ネトのファインプレーも光った。

 

これまで好投を続けながらも勝ち星に恵まれなかった菊池にとって、ついに巡ってきた白星。前回のドジャース戦では右足首を痛めて緊急降板し、白星を目前にしながら救援陣が打たれて勝利を逃していた。

苦しんだ末にたどり着いた今季初勝利。その瞬間、スタンドからは大きな拍手が送られた。