元DeNA・乙坂智選手がマリナーズとマイナー契約 “メジャーへの執念”実を結ぶ
マリナーズとマイナー契約 “メジャーへの執念”実を結ぶ
▪️米独立リーグで活躍、31歳で新たな挑戦へ
元DeNAの外野手・乙坂智(おとさか・とも)が、米メジャーリーグ・マリナーズとマイナー契約を結んだことが明らかになった。9日(日本時間10日)、所属していた米独立リーグ「ヨーク・レボリューション」が公式サイトで発表した。
乙坂は今季、アトランティックリーグに属するヨーク・レボリューションと3月に契約。開幕からわずか9試合で打率.405(37打数15安打)、1本塁打、8打点、4盗塁と高いパフォーマンスを見せ、アピールに成功していた。
▪️DeNA退団から中南米・独立リーグを経て
乙坂は2011年のドラフト5位で横浜高から横浜ベイスターズ(2012年からDeNA)に入団。以後10シーズンにわたり同球団でプレーした。特に2017年オフには単身でメキシコのウインターリーグに参戦するなど、早くから海外挑戦に積極的だった。
2021年オフにDeNAから戦力外通告を受けると、乙坂のキャリアは世界各地へと広がっていく。2022年にはメキシコの3球団およびベネズエラでプレーし、2023年からはヨーク・レボリューションに所属。また昨年はメキシコの名門クラブ「レオネス・デ・ユカタン(ユカタン・ライオンズ)」でもプレーしていた。
▪️藤浪投手と同僚の可能性も
マリナーズ傘下の3Aタコマ・レイニアーズには、現在、藤浪晋太郎投手も所属しており、乙坂がそこに加わる可能性もある。
乙坂はこれまで、「この先、どんなことが待っているかはわかりませんが、“絶対にメジャーに行く”という思いは変わりません」と語っていた。
その言葉通り、困難な道のりを経てなお夢を追い続ける31歳が、
ついに掴んだ新たなチャンス。
メジャーの舞台を目指す旅は、ここからが本番だ。