【NBA】ハリバートンが約1年4カ月ぶりに本拠地コートへ アキレス腱断裂から復帰、ファンの前で実戦形式に参加
インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートン選手が10月4日(日本時間で5日)、
インディアナポリスのGainbridge Fieldhouseで行われた「Pacers FanJam 2026」に登場した。
2025年NBAファイナル第7戦で右アキレス腱を断裂して以来、長期離脱を続けていたハリバートン選手にとって、ファンの前でコートに立つ大きな一歩となった。
海外メディアもこの日の復帰を大きく報道。ペイサーズにとっては、2026-27シーズンの開幕を前に、エースガードの復帰をファンに直接示す機会となった。
▪️NBAファイナル2025 右アキレス腱断裂から約1年4カ月
ハリバートン選手が右アキレス腱を断裂したのは、
2025年6月22日に行われたNBAファイナル第7戦だった。
ペイサーズはその後、2025-26シーズンをハリバートン選手不在で戦うことになり、19勝63敗でイースタン・カンファレンス14位に終わった。
NBA公式の2026-27シーズン展望でも、ハリバートン選手の復帰はペイサーズにとって最大級のポイントとして取り上げられている。
そして今回、ファンの目の前で再びユニフォーム姿を披露した。
FanJamはペイサーズがシーズン開幕前に毎年開催しているファン向けイベントで、今年は10月4日に開催。入場は無料ながらチケットは発売後わずか数時間で完売したと、地元メディアの「Fieldhouse Files」が報じている。
▪️5対5の実戦形式に登場
今回のポイントは、ハリバートン選手が単に姿を見せただけではないことだ。
イベントではチームをホワイトとブルーに分け、12分間のインタースクワッド・ゲームを実施。
ハリバートン選手は先発組を中心としたホワイトチームに入り、アンドリュー・ネムハード選手、アーロン・ネスミス選手、パスカル・シアカム選手、イビツァ・ズバッツらとプレーした。
対するブルーチームにはケリー・ウーブレJr.、ジャレス・ウォーカー、オビ・トッピンらが入った。
試合はブルーチームが39-28で勝利。
ウーブレJr.が17得点を挙げ、ズバッツも12得点を記録した。
海外報道では、短時間のゲームながらウーブレJr.とズバッツの新戦力が目立った一方、ハリバートン選手の復帰そのものが最大のニュースとして扱われている。
試合序盤、ホワイトチームはハリバートン選手のドライブからズバッツ選手の得点につなげ、復帰したポイントガードがさっそく攻撃の起点となった。
その後はブルーチームが主導権を握ったものの、ハリバートン選手自身も試合後半にステップバックジャンパーを決めるなど、シュート面で存在感を示したと報じられている。
もっとも、今回のFanJamを通常のNBA公式戦と同じように評価するのは適切ではない。
これはあくまでシーズン前のイベント内で行われた短時間のスクリメージであり、出場時間やプレー強度も限られている。
それでも、右アキレス腱断裂から長期間のリハビリを経たハリバートン選手が、実際にチームメートと5対5を行い、ファンの前でプレーしたことには大きな意味がある。
▪️本人も「体の状態は良かった」と手応えを発言
試合後、ハリバートン選手は今回のFanJamについて、体の状態が良かったという趣旨のコメントを残している。
「戻ってこられてうれしい」という思いも語り、インディアナポリス全体が自身の復帰を待っていたことへの喜びを示した。
一方で、今回のプレーをもって「完全復活」と断定するのは早い。
アキレス腱断裂からの復帰では、実戦復帰後のコンディション調整やプレータイムの管理も重要になる。FanJamは、その長いプロセスにおける一つの確認地点と見るのが正確だろう。
ハリバートン選手が離脱した2025-26シーズン、ペイサーズは19勝63敗という厳しい成績に終わった。
しかし、2026-27シーズンに向けてチームは戦力を再構築。
ハリバートン選手に加え、ズバッツ、ウーブレJr.、ラリー・ナンスJr.らを擁し、ファイナル進出時の中心メンバーだったシアカム選手、ネムハード選手、ネスミス選手らも残る。
特にハリバートン選手のコートビジョンとボールを持った際の存在感は、周囲のシューターにスペースを与える重要な要素になる。
今回のFanJamは、タイトル争いを占う試合ではない。
それでも、ペイサーズにとっては「ハリバートンが再びコートにいる」という事実そのものが、昨季とは全く違うシーズンの始まりを象徴している。


