WBO最新世界ランキング 那須川天心が1位から4位へ後退 井上拓真に再び敗戦でバンタム級の勢力図に変化
世界ボクシング機構(WBO)は2日(日本時間3日)、
最新の世界ランキングを発表した。
バンタム級では、前回1位だった那須川天心選手が4位に後退。
9月27日に東京・トヨタアリーナ東京で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで、王者・井上拓真選手に0-3の12回判定で敗れたことを受け、
ランキングが大きく動いた。
那須川選手にとっては約10カ月ぶりとなった井上選手との再戦だったが、今回も世界王座には届かず。同じ選手に惜敗のプロ2敗目を喫した。
▪️那須川天心選手は1位から大幅ダウンの4位へ
今回のランキング変更で目を引くのが、那須川選手の順位だ。
前回は1位につけていたが、井上選手との再戦で敗れたことで4位まで後退した。
一方、1位には前回2位だった武居由樹選手が浮上。
王者にはクリスチャン・メディナ選手が名を連ねている。
バンタム級では、井上選手と那須川選手による再戦を経て、世界王座をめぐる勢力図にも変化が生まれた格好だ。
那須川選手はプロ転向後、無敗で世界タイトル挑戦まで駆け上がったが、井上選手との2度の対戦はいずれも判定で敗れる結果となった。
それでも28歳で迎える今後のキャリアでは、世界王座を目指すための再構築が焦点になる。
▪️スーパーフライ級では坪井智也が3位に後退
スーパーフライ級でもランキングが動いた。
前回1位だった坪井智也選手は、9月27日にトヨタアリーナ東京で行われたWBC世界スーパーフライ級王座決定戦で、リカルド・マラジカ選手に1-2の12回判定で敗戦。
日本男子最速タイとなるプロ5戦目での世界王座獲得を逃し、今回のWBOランキングでは3位に後退した。
代わって1位に浮上したのが、前回3位だったユーリ阿久井政悟選手。
王者は寺地拳四朗選手で、7月に行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦でイスラエル・ゴンサレス選手を3-0の判定で破り、約1年ぶりに世界王座へ返り咲いた。
寺地選手はライトフライ級、フライ級に続く世界3階級制覇を達成。日本男子では8人目となる快挙だった。
▪️寺地拳四朗選手とユーリ阿久井選手、再戦の可能性も
寺地選手は次戦を年内に予定しており、初防衛戦に臨む意向を示している。
その候補として浮上するのが、今回WBOランキング1位となったユーリ阿久井選手だ。
両者は2025年3月、東京・両国国技館でWBC・WBA世界フライ級王座統一戦を行い、寺地選手が12回TKO勝ち。
今回、寺地選手がスーパーフライ級の王者となり、ユーリ阿久井選手が同級1位まで上昇したことで、再戦が実現すれば再び注目を集めるカードとなる。
▪️ミニマム級は松本流星選手が暫定王座を獲得
ミニマム級では、WBA・WBO統一王者のオスカー・コラーゾ選手が王座を保持。
一方、前WBA世界同級王者でWBOランキング1位だった松本流星選手は、9月27日にラッセル・アコスタ選手とのWBO世界同級暫定王座決定戦に臨み、3-0の12回判定勝ち。
暫定王座を獲得した。
トヨタアリーナ東京で行われた9月27日の世界戦を境に、日本人選手を中心とした各階級のランキングが大きく変動している。
バンタム級では那須川選手が4位となり、武居選手が1位へ。
スーパーフライ級では坪井選手が3位となり、ユーリ阿久井選手が1位へ浮上した。
世界王座を目指す日本勢にとって、ここからのランキング争いが激化するのは明らかだ。
【文:高須基一朗 瞬刊モッツ 編集部】

