菅野智之、剛腕健在!ヤンキース打線を封じ3勝目 連敗ストップ導く圧巻の5回無失点8K
【©️Baltimore Orioles】
オリオールズの菅野智之投手(35)が現地時間4月28日、強力ヤンキース打線を相手に堂々の投球を披露した。本拠地オリオール・パークでの一戦に先発し、5回95球を投げて5安打無失点、8奪三振の快投。中4日の登板ながら疲れを見せることなくゲームを支配し、チーム単独トップとなる今季3勝目(1敗)を手にした。オリオールズは接戦を制して連敗を「3」で止めた。
初回、2番ジャッジに左前打、続くベリンジャーに四球と序盤からピンチを背負ったが、ここからギアを上げる。4番ゴールドシュミットを150キロ超の直球で空振り三振に斬ると、死球で満塁となった場面でも6番ボルピをスライダーで遊ゴロに打ち取り、難局を無失点で切り抜けた。
2回は圧巻のピッチング。8番・ドミンゲス、9番・ペラザを立て続けに三振に仕留め、テンポよく三者凡退。3回には鋭く沈むスプリットでグリシャムを空振り三振に切って取り、前の回から3者連続三振と完全に主導権を握った。
その後もヤンキース打線の中軸を力でねじ伏せる。3回一死から再びジャッジ、ベリンジャーに連打を浴び一・三塁のピンチを迎えたが、ここでもゴールドシュミットとチザムを連続三振に仕留める圧巻の投球。吠えるようなガッツポーズに、本拠地のファンからは大歓声が湧き起こった。
援護点をもらった後の4、5回も集中力は切れず、ジャッジをこの日2度目の三振に斬り、最後は中堅ムリンスの見事なホームランキャッチにも救われ、スコアボードにゼロを刻み続けた。防御率は3.54から3.00へと改善。
連敗中だったチームを救う「勝てるエース」としての存在感を見せつけた菅野。今季は中4日登板でも常に試合を作り、これで自身3連勝。
35歳にしてなお進化を続ける右腕は連勝をいくつ積み上げるか期待が膨らむ。