ドジャースが3点差を鮮やかに逆転して5連勝 スクバルが移籍後初勝利 タッカーが決勝打 大谷翔平選手は2四球で勝利に貢献

2026.8.23

【©️Los Angeles Dodgers 】

ドジャースが土壇場の底力を見せた。

ロサンゼルス・ドジャースは22日(日本時間23日)、本拠地でパイレーツと対戦し、3点のビハインドをひっくり返して4―3で逆転勝利。今季5連勝を飾り、シーズン80勝到達へ王手をかけた。

投打で勝利を支えたのは、今夏のトレードで加入した左腕タリク・スクバルと、決勝打を放ったカイル・タッカーだった。

スクバルは立ち上がりに3点を失ったものの、そこから圧巻の修正力を披露。7回3失点、11奪三振の力投で、待望のドジャース移籍後初勝利を手にした。


 

▪️スクバルが苦しい立ち上がりから圧巻の11奪三振

先発マウンドに上がったスクバルは、初回から思わぬ苦戦を強いられた。

先頭打者を二ゴロに仕留めたものの、その後に連打を浴びて1死一、二塁。クルーズに右翼線への2点三塁打を許すと、続くフローレスの二ゴロの間にも1点を失い、いきなり3点を背負った。

それでも、ここからが2年連続サイ・ヤング賞左腕の真骨頂だった。

二回にも無死一、二塁のピンチを招いたが、送りバントで1死二、三塁とされた後、打者を連続三振。最大のピンチを無失点で切り抜けると、三回以降は別人のような投球を見せた。

序盤に浮いていた変化球は次第に低めへ集まり、右打者の内角にはスライダーを効果的に投じた。

二回以降の5イニングでは11奪三振。七回にも160キロを計測するなど球威は最後まで衰えず、三回以降はパイレーツ打線を無安打に封じ込めた。

7回3失点、11奪三振。

移籍後最長となる7イニングを投げ切り、スクバルはドジャースでの初勝利を堂々とつかんだ。

 

▪️ドジャース打線が3点差を逆転

スクバルの力投に応えるように、打線も中盤から反撃を開始した。

四回にはT・ヘルナンデス、パヘスに代わって先発出場したトーマスがタイムリーを放ち、2―3と1点差に迫った。

そして五回。

1死二、三塁という絶好の場面で打席に入ったタッカーが、一、二塁間を鋭く破るタイムリーを放った。

二塁走者も生還し、ドジャースがついに4―3と逆転。

チームにとって大きな一打となった。

タッカーはこの日、打席で苦しい場面も経験していた。四回の好機では自ら送りバントを試みたものの失敗。それでも最後はバットで結果を残し、勝負どころでチームを救った。

決勝打を放ったタッカーがベンチへ向けてサムアップポーズを見せると、チームメートも大きな声で迎え入れた。

 

▪️大谷翔平は2四球 出塁で存在感

「1番・DH」で先発出場した大谷翔平選手は3打数無安打ながら、2四球を選んだ。

パイレーツ先発の剛腕ジョーンズと対峙した初回は空振り三振。

しかし、第2打席では内角高めへの99マイルの速球を鋭く見極めて四球を選んだ。際どいボールを避けながら出塁する場面では、思わず目を見開くような表情も見せた。

さらに好機で迎えた第3打席でも、ボール球を冷静に見送って四球。

2打席連続で出塁し、相手バッテリーにプレッシャーをかけた。

第4打席は低めの変化球に空振り三振。

この日は3打数無安打2四球という結果だったが、勝利に向けて2度の出塁でチームに貢献した。

 

▪️ブルペンも踏ん張り 5連勝を完成

リードを奪った後は救援陣が仕事を果たした。

八回はフィリップスとドライヤーが無失点でつなぎ、最後は九回をスコットが締めてゲームセット。

先発投手の勝ち星を消す試合が続いていたブルペン陣だったが、この日はスクバルの力投を最後まで守り抜いた。

先発、打線、救援陣がそれぞれの役割を果たし、3点差をひっくり返しての逆転勝利となった。

 

▪️80勝到達へ王手 首位争いも激化

この勝利でドジャースは5連勝。

シーズン80勝到達まで、あと1勝に迫った。

一方、ナ・リーグ最高勝率を誇るブルワーズもブレーブスに勝利。

両チームのゲーム差は2のままとなっている。

シーズン終盤へ向け、ナ・リーグの上位争いはますます熱を帯びてきた。

ドジャースにとっては、単なる1勝ではない。

苦しい立ち上がりから試合を立て直したスクバル、勝負どころで結果を残したタッカー、

そして2度の四球で確実に一番バッターとして出塁した大谷選手。

それぞれが持ち味を発揮してつかんだ逆転勝利が、

チームにさらなる勢いを与えそうだ。

5連勝で80勝に王手。

ドジャースは、このまま一気に節目の勝利へ突き進む。