那須川天心選手がWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上

2025.4.17

▪️世界タイトル獲得へ照準

 

【帝拳ボクシングジム公式Instagramより発表】

 

2025年4月17日、帝拳ボクシングジムは、同ジム所属のプロボクサー那須川天心選手が、同日付でWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を正式に返上したことを、公式X(旧Twitter)にて発表した。

那須川選手は、2023年10月に行われた王座決定戦でフィリピンのジェルウィン・アシロ選手を判定で破り、同王座を獲得。続く2024年2月には、元WBO世界王者であるジェーソン・モロニー選手と激闘を繰り広げ、10ラウンドに及ぶ試合を3-0の判定で制し、その実力を世界に印象づけた。

今回の王座返上は、那須川選手が世界王座への挑戦を視野に入れ、ステップアップを目指す過程の一環と見られる。実際、試合後のインタビューでも、那須川選手は「目標は世界タイトル。2本のベルトをかけて武居選手と戦いたい」と語っており、国内外のトップファイターとの対戦を望む姿勢を明確にしていた。

帝拳ジムの発表によれば、「当ジム所属の那須川天心が昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を2025年4月17日付で返上したことを報告いたします」とし、「引き続き、よろしくお願いいたします」と結んでいる。

那須川選手の王座返上は、単なる防衛戦の回避ではなく、より高みを目指すための決断であり、彼の今後の動向には引き続き注目が集まる。ボクシング転向後わずか6戦で世界王者に勝利するという異例の快進撃を続ける那須川選手。次なる戦いの舞台は、いよいよ“世界”になる可能性が高い。