NBAー八村塁選手の職人技と闘志で16得点!静かなる猛将がレイカーズを勝利へ導く
©︎Los Angeles Lakers,
NBAプレーオフ前の大一番、静かに、しかし確かにその存在感を放った男がいた。ロサンゼルス・レイカーズのフォワード、八村塁。4月11日(日本時間12日)、本拠地クリプト・ドットコム・アリーナで行われたロケッツ戦で、彼は16得点5リバウンドと躍動し、チームの140-109の快勝に大きく貢献した。
この日、チームの勝利を確実なものとしたのは、もちろんルカ・ドンチッチの39得点という圧巻のパフォーマンスだ。
しかし、その陰で、着実にチャンスを仕留め、
攻守にわたり隙のないプレーを見せた八村の存在も決して忘れてはならない。
前回のマーベリックス戦でも3本のスリーポイントを含む15得点を記録し、
攻撃の選択肢として信頼感を深めた八村。
今季最後のホームゲームでもその勢いを持ち込み、
必要な場面で着実に仕事を果たす“勝負強さ”を見せた。
第1クォーターでは得点こそなかったが、リーブスへの絶妙なアシストで流れを作る。第2クォーターにはベンチから再出場すると、フリースローを確実に沈め、さらにレブロンのパスから豪快なダンクを叩き込む。試合終盤には持ち味であるミドルレンジからのフェイダウェイも決まり、観客を大いに沸かせた。
FG成功率は驚異の75%(6/8)。
3Pも1本沈め31分59秒の出場で16得点。
華やかな数字ではなくとも、その内容は実に濃密で、
堅実かつエネルギッシュなプレーはまさに“縁の下の力持ち”を地で行く働きだった。
この勝利でレイカーズは今季、50勝目をマーク。
西カンファレンス3位を確定させ、プレーオフ1回戦のホームアドバンテージを手にした。スターたちの陰で確実にチームを支える八村のような存在こそ、
ポストシーズンを勝ち抜く上でのキープレーヤーとなるだろう。
次戦は今季レギュラー・シーズン最終戦、敵地ポートランドでのブレイザーズ戦となっている。