誤審騒動-ドンチッチまさかの退場 レイカーズ痛恨の敗戦でプレーオフ確定ならず
©︎Los Angeles Lakers,
NBAレギュラーシーズンもいよいよ大詰めを迎える中、プレーオフ進出を目指すロサンゼルス・レイカーズが痛烈なアウェイの洗礼を受ける試合内容になった。
8日(日本時間9日)に行われた敵地オクラホマシティ・サンダー戦で、
レイカーズの司令塔ルカ・ドンチッチが疑惑の判定により
退場処分となり、試合の流れが一変。
レイカーズは120―136で敗れ、
ウェスト6位以内によるプレーオフ直行を確定できなかった。
■疑問の残る退場劇 ファンとのやり取りでまさかの判定
試合は前半から激しい点の取り合いとなり、
レイカーズは幾度となく連携のミスで
ターンオーバーに苦しみながらも食らいつく展開。
前回のサンダー戦では八村塁選手がロスターにいたことから、
組織として機能していたが、
八村が欠場による影響は大きく顕著に違いが出ていると感じた。
第3クオーターの入りのタイミングでは、
ドンチッチの3ポイントでついに逆転に成功し、試合の主導権を握りかけた。
しかし、第4クオーターに入って事件は起こる。
残り7分42秒、ドンチッチが華麗なプルアップジャンパーを沈めた直後、
コートサイドのファンからの暴言に応じて何か言葉を返したとされる場面で、
審判が2度目のテクニカルファウルを宣告。
納得のいかない様子のドンチッチは苦笑いを浮かべながら退場となった。
会場が騒然とする中、リプレイ映像でもドンチッチの行為が
明確な違反だったかは判断が分かれる内容。
SNS上ではファンや識者からも
「これは誤審ではないか」
「感情的すぎる判定」といった審判のホームアドバンテージとも取れる
贔屓目なジャッジに批判の声が続出している。
■試合後、レディック監督も不満をにじませる
この不可解な退場によって、レイカーズはその後12ー29と一方的に崩れ、
サンダーに突き放される形となった。
エースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーに
42得点を許し、痛恨の敗戦。
試合後、レディック監督は記者団に対し、
「彼はファンに何か言ったようだが、
それが明らかに試合の流れを壊してしまった。
バスケットボールファン全員が望むような結末ではなかった」と、
判定の影響を強くにじませた。
■次戦はドンチッチ古巣との一戦 雪辱なるか
レイカーズは、レブロン・ジェームズが28得点、リーブスが24得点、ドンチッチが退場前に23得点を記録。
残り4試合のうち1勝すればプレーオフ進出が決まる中、
次戦は9日(同10日)の敵地ダラス・マーベリックス戦。
ドンチッチにとっては“歴史的トレード”後、
初の古巣凱旋でもあり、会場ではドンチッチに対するファンのブーイングに、
元チームメイトから厳しいディフェンスが待ち受けているだろう。