女子バスケ日本代表 崖っぷちからの大逆転劇 3連敗スタートも奇跡の連勝でW杯出場権獲得 5大会連続の大舞台へ

2026.3.18

【©️JBA】

女子日本代表が、絶望的な状況から世界への扉をこじ開けた。

3月11日から各地で行なわれた『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026予選トーナメント』において、日本は最終的に2勝3敗ながらも突破条件を満たし、5大会連続となるワールドカップ出場権を獲得した。

9月にドイツ・ベルリンで開催される本大会へ、土壇場で滑り込んだ形となる。


 

▪️開幕3連敗…追い込まれた日本を救った2連勝

FIBAランキング11位の日本は、初戦から苦しい戦いを強いられた。
ハンガリー、オーストラリア、トルコに3連敗を喫し、グループ最下位に転落。自力突破の可能性はほぼ消滅し、まさに崖っぷちの状況に立たされていた。

それでもチームは崩れなかった。

第4戦では格上のカナダ(同7位)を66-62で撃破し、大会初白星。
さらに、勝利が絶対条件となった最終戦ではアルゼンチン(同27位)を83-39で圧倒し、望みをつないだ。

 

▪️3ポイント攻勢で圧倒 全員得点の“理想形”

アルゼンチン戦では、日本の持ち味が存分に発揮された。

試合序盤こそ先制を許したものの、開始約2分で追いつくと、その後は一度も主導権を渡さない展開。トランジションからの速攻と高精度の3ポイントシュートで一気に流れを引き寄せた。

第1クォーターを23-7と圧倒すると、前半終了時点で40-16。
後半も勢いは止まらず、第3クォーター終了時には42点差をつけて勝負を決めた。

チームの3ポイント成功率は53.9%(14/26)。
平下愛佳が5本の3ポイントを含む17得点、今野紀花が12得点、山本麻衣が10得点8アシストと躍動し、出場全選手が得点を記録する完成度の高い試合となった。

なお、主将格のポイントガード町田瑠唯はこの試合も欠場。それでもチーム全体で補い合う戦いぶりが光った。

 

▪️運命の一戦…“少しの運が味方して決まったW杯切符

日本の最終成績は2勝3敗。
同じく2勝3敗のトルコ、カナダと並び、突破の行方は他会場の結果に委ねられた。

鍵を握ったのはオーストラリア対カナダの一戦。
この試合でカナダが敗れることが、日本にとって唯一の突破条件だった。

試合は最後までもつれる接戦となったが、オーストラリアが82-76で勝利。この結果、日本はトルコとともにグループ4位以内に入り、劇的な形で本大会出場を決めた。

 

▪️苦闘の末につかんだ未来 ベルリンへ再び挑戦

開幕3連敗という最悪のスタートから、連勝と他力の条件をすべてクリアしての逆転突破。
その道のりは決して平坦ではなかったが、最後まで諦めなかったチームの執念が実を結んだ。

ベルリンで開催される本大会へ。
女子日本代表は再び世界の舞台に立つ。

この経験は、間違いなく次なる戦いへの大きな糧となるはずだ。


 

■日本代表 試合結果一覧(予選)

vsハンガリー ●65-77

vsオーストラリア ●71-81

vsトルコ ●67-75

vsカナダ ○66-62

vsアルゼンチン ○83-39