佐々木朗希投手、初回に悪夢の満塁弾 1死も奪えず緊急降板…160キロ計測も“制球難”に暗雲
【©️Los Angeles Dodgers, 】
米アリゾナ州で行われたオープン戦で、佐々木朗希が厳しい現実に直面した。
ロサンゼルス・ドジャースの一員として臨んだクリーブランド・ガーディアンズ戦。今季2度目の実戦マウンドだったが、初回から制球が定まらなかった。
▪️無死満塁からの一発…崩れた立ち上がり
先頭打者にストレートの四球。続く打者に中前打を許し、無死二、三塁といきなりのピンチを背負う。さらに四球で満塁。迎えた4番打者、カイル・マンザードに投じた一球が、左中間スタンドへと消えた。
満塁本塁打。
その後も立て直せず、デビッド・フライに四球を与えたところでベンチが動いた。結局、1死も奪えないまま降板。2安打3四球、4失点。投じた23球のうちストライクはわずか8球だった。
最速は99.3マイル(約159.8キロ)を計測。球速は健在だったが、課題の制球面に改善の兆しは見えなかった。
なお、オープン戦特有の特別ルールにより、2回から再登板している。
▪️ローテ入りへ問われる安定感
今季でメジャー2年目。佐々木は先発ローテーション入りを目標に掲げ、2月中旬から実戦形式の「ライブBP」で調整を続けてきた。前回のオープン戦登板(2月25日、日本時間26日)でも1回1/3を投げて3失点。今回も立ち上がりの不安定さが露呈した形だ。
昨季は移籍1年目ながら、終盤にリリーフへ転向。ポストシーズンでは守護神も務め、チームのワールドシリーズ連覇に貢献した。一方で、シーズン通算では10試合登板で1勝1敗、防御率4.46。右肩のインピンジメント症候群による離脱も経験している。
ポテンシャルは疑いようがない。だが、先発として求められるのは球威以上に“再現性”だ。160キロを投げられるだけでは、ローテの座は保証されない。
春先の乱調は調整段階ゆえの誤差なのか。それとも、構造的な制球課題なのか。

