お笑いコンビ・オードリー 若林正恭さんが長い芸能生活を見越して・・・声帯がボロボロで・・・治療3週間の沈黙の決断

2026.2.15

2月14日深夜放送のオードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送)で、若林さんは声帯治療のため約3週間の休養に入ることを明かした。番組の顔ともいえる存在の一時離脱は、リスナーにとっても小さくない衝撃だった。


 

本人の口から語られた現状は、想像以上に深刻だ。

「声帯がボロボロらしい」。

医師からは“大谷翔平さんの手術前の肘みたいな状態”と例えられたという。

ベースに炎症が起き、ダメージが蓄積。少しの乾燥や鼻炎でも声が出なくなる――それが今の若林の喉だ。

先月24日と31日の放送を欠席。一度は「声を張らなければ復帰可能」との診断で現場に戻ったが、不調は続いていた。沖縄でのライブでも、違和感は明らかだったという。「風邪だと思っていた」。だが実際は、長年の酷使が静かに限界へと近づいていた。

考えてみれば、若林さんの仕事は“声”そのものだ。

ラジオでの語り、漫才での掛け合い、収録後の稽古。

テレビ以上にラジオで本音を吐露してきた彼にとって、声帯は商売道具であり、思考そのものでもある。

相方の春日俊彰さんが「それ以外に手はないのか」と問うと、若林さんは冷静にこう返した。「手はあるけど、一番将来長持ちするのがそれだろうって話」。選んだのは、最もストイックで、最も遠回りに見える治療法だった。

3週間、一言も発してはいけない。完全沈黙。

芸人にとって沈黙は、ある意味で最も恐ろしい状態だ。

だが同時に、それは再生のための時間でもある。

休むことは敗北ではない。むしろ、長く戦うための戦略だ。

若林さんは番組内で「ハングアウトする」と軽やかに言った。だがその裏には、キャリア後半戦を見据えた冷静な判断がある。47歳。漫才師として、パーソナリティとして、まだやり残したことは多いはずだ。

声を失うことは、芸人にとって存在の危機に近い。

だが、声を守るために沈黙を選ぶ・・・その決断こそが、若林正恭という表現者の矜持を物語っている。