あと1点が遠かった・・・それでも胸を打つフィギュアスケート団体戦の銀メダル。

2026.2.9

【©️JOC】

ミラノ・コルティナ冬季五輪第3日(8日)、フィギュアスケート団体戦の最終種目・男子フリーで、日本の命運を託されたのは初五輪の佐藤駿選手(22)=エームサービス・明大=だった。自己ベストとなる194.86点を叩き出したが、世界王者イリア・マリニン(米国)には及ばず個人順位は2位。

日本は順位点合計68点で、米国に・・わずか1点差が及ばず

2大会連続の銀メダルに終わった。


日本はこの日、ペアで“三浦璃来選手・木原龍選手 の組(りくりゅう)”がフリー1位、女子フリーでも坂本花織選手がトップに立ち、男子フリーを前に米国と同点。

悲願の金メダルへ、最後のバトンを佐藤選手が受け取った。

対するマリニンはジャンプに乱れがありながらも200.03点をマーク。

逆転には一切のミスが許されない状況だったが、佐藤選手は大舞台でも臆することなく滑り切った。渾身の演技で自己ベストを更新し、

演技後には力強くガッツポーズ。

米国を最後まで追い詰める内容だった。

結果が表示されると、佐藤選手は両手で顔を覆い、その場に立ち尽くした。

悔しさを隠しきれず、号泣する姿に坂本花織選手、

鍵山優真選手らチームメートが寄り添い、健闘をたたえた。

大型スクリーンに映し出された佐藤の涙に、

会場のイタリアの観客からは温かい拍手と大歓声が送られた。

「1位を取りたかったという悔しさはある。でも、自分のやるべきことは最大限できた。いい流れをつくってくれたみんなに感謝したい」

銀メダル授与式では、演技直後の涙から一転、穏やかな笑顔を見せた佐藤選手。

悔しさがないと言えばうそになるが、個人戦に向けて切り替えたい」

22歳はすでに次の戦いを見据えている。