パーマーが“前半だけでハット”という異次元の領域へ プレミア史に刻んだ3度目の快挙、ランパード&ドログバも超えた夜
【©️Chelsea Football Club 】
チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、プレミアリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。
7日に行われたプレミアリーグ第25節、ウルヴァーハンプトン戦。パーマーは前半だけで3ゴールを叩き込み、チェルシーを3-1の勝利へと導いた。しかも、そのうち2点はPK。試合の流れを完全に掌握する圧巻の内容だった。
注目すべきは、その“達成の仕方”だ。
パーマーがプレミアリーグで前半のみでハットトリックを記録したのは、これで通算3度目。2023-24シーズンのエヴァートン戦、24-25シーズンのブライトン戦に続く偉業であり、同一選手による複数回達成はリーグ史上初とされている。
さらに、今試合の活躍により、パーマーはプレミアリーグ通算4度目のハットトリックを記録。これはクラブの象徴的存在であるフランク・ランパード氏、ディディエ・ドログバ氏を上回り、チェルシー史上最多という新記録となった。
この日の2点目は、2023年夏にチェルシーへ加入して以降、公式戦通算50ゴール目という節目の一撃でもあった。試合後、パーマーは冷静に語っている。
「節目の数字を意識しているわけじゃないけど、達成できた時はやっぱり嬉しい。勝ち点3を取れて、ゴールも決められた。今日は難しい試合だったけど、良い内容だったと思う」
後半に関しては「やや精彩を欠いた」と自己評価を下げつつも、「個人的には得点に絡めたことが大きい」と手応えをにじませた。
今季のパーマーは決して順風満帆ではなかった。
そけい部のトラブルや小指の骨折といったアクシデントが重なり、公式戦出場は17試合にとどまっている。
「キャリアで初めての経験ばかりで、今もどう対処するべきか探っている。正直フラストレーションは溜まる。今季は“万全”と感じた試合がほとんどなかった」
それでも前を向く原動力となっているのが、周囲の支えだ。
「スタッフのサポートは本当に素晴らしい。毎日フィジオと話し合いながら進めてきた。みんなが支えてくれたから、ここまで来られた」
最後に、完全復活への思いを言葉にした。
「言い訳をするつもりはない。ケガは必ず乗り越える。自分が万全な状態なら、何ができるかは分かっている。一日も早く、そこに戻りたい」

