ミセス大森元貴さんが映画主題歌に込めた「0.2mm」の距離感“背中を押しすぎない”優しさの正体

2026.2.5

ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」のフロントマン・大森元貴さん(29)が、

3月27日公開の映画『90メートル』(中川駿監督)の主題歌を担当する。

大森さんのソロ名義による楽曲が映画主題歌に起用されるのは初めてとなる。


 

主題歌として書き下ろされた楽曲のタイトルは「0.2mm」。

大森さんは制作意図について、「ほんの少しだけ風が吹くように、少しだけ背中が押せればいいなという気持ちで作りました」と語る。強く訴えかけるのではなく、あくまで“わずかな距離感”を大切にした表現が、この楽曲の核となっている。

「0.2mm」は、優しく語りかけるような歌声が印象的なミドルテンポのバラードで、今月24日にリリースされるソロ活動5周年を記念した初のミニアルバムに収録される予定だ。バンド活動とは異なる文脈で培われてきた大森さんの内省的な表現が、映画という物語の器と静かに重なっていく。

 

映画『90メートル』は、俳優・山時聡真さん(20)と女優・菅野美穂さん(48)が親子役でダブル主演を務める作品。

地方都市を舞台に、東京の大学進学を望みながらも、難病を抱えるシングルマザーの母親を残して家を出ることができない一人息子の葛藤を描く。

製作陣は、大森さんの音楽が持つ「世界や人間を肯定するまなざし」に共鳴し、主題歌をオファーしたという。

中川監督は、「実際にエンドロールに当ててみた時、作品全体の魅力が格段に上がった」と語り、楽曲が物語に与えた効果に確かな手応えを示している。

完成した主題歌に対し、主演の山時さんは

「曲が流れ始めた瞬間に涙がこぼれました。心にそっと寄り添われるような心地よさと、深い安心感がありました」とコメント。

菅野さんも「大森さんらしい、人生を肯定してくださる世界観で、希望あるエールを受け取るような気持ちになりました」と語り、作品との親和性の高さを強調した。