河村勇輝選手が今季初のNBAベンチ入り 出場機会は得られず ブルズは惜敗

2026.1.30

【©️Chicago Bulls】

NBAブルズの河村勇輝(24)が現地時間1月29日(日本時間30日)、本拠地ユナイテッド・センターで行われたヒート戦に今季初めてベンチ入りを果たした。試合出場の機会こそ訪れなかったものの、ベンチから声を張り上げ、仲間を鼓舞し続ける姿が印象的だった。


 

試合はブルズが最大14点のビハインドを背負う苦しい展開。それでも最終クオーター終盤には1点差まで詰め寄る粘りを見せたが、最後は113―116で惜しくも敗れた。

河村選手にとって、この日のベンチ入りは今季初。

 

シカゴブルズのオフィシャルSNSでも大々的に、河村選手のことを画像共に取り上げている。

サマーリーグでの活躍が評価され、ブルズとの2WAY契約を勝ち取ったものの、昨秋に「右下腿の血栓」が判明し、いったん契約は解除された。その後、長いリハビリ期間を経て、今年1月6日(同7日)に再び2WAY契約を締結。ようやくNBAの舞台に戻ってきた。

Gリーグではすでに存在感を示している。

15日(同16日)のサンディエゴ・クリッパーズ戦では今季初出場ながら、鋭いパスで流れを作り2得点7アシスト。23日(同24日)のウェストチェスター・ニックス戦でもノールックパスで会場を沸かせ、3得点7アシストを記録した。ただ、その後は負傷の影響もあり、シカゴに戻って調整を続けていた。

ブルズは日程変更の影響で、28日(同29日)から5日間で4試合という過密スケジュール。こうした状況もあり、河村にベンチ入りのチャンスが巡ってきた。

シカゴのスポーツメディア「シカゴ・スポーツ・ネットワーク」のK.C.ジョンソン記者は、自身のSNSで河村のコメントを紹介。河村は「正直、リハビリは簡単じゃなかった。シーズン前に血栓が見つかって、シカゴでプレーできるのを本当に楽しみにしていただけに落ち込んだ。でも、ここに戻ってこられて本当にうれしい」と率直な心境を明かしている。

また契約解除後については、「血栓の怖さを学んだ。再契約までの間はウエイトトレーニングを続け、ミシガン湖を散歩しながら前向きな気持ちを保っていた」と語り、精神面での成長ものぞかせた。

この日の試合では「たとえ出場できなくても、ベンチからエネルギーを送る。出られたら素晴らしいパスを出す自信がある」と意欲を示していた河村。結果的にコートに立つことはなかったが、その存在は確かにチームと共にあった。

ブルズは1月31日、2月1日(同2月1日、2日)に敵地でヒートとの2連戦に臨む。