UFCで賭博不正の疑いで試合直前中止!ダナ・ホワイト代表が明言「FBIが捜査中」競技の根幹を揺るがす“重罪”への断固たる姿勢
総合格闘技イベントUFC 324』が24日(日本時間25日)、
米ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催された。
大会終了後の記者会見で、UFCのダナ・ホワイトCEOは、
大会直前に中止された一戦について言及。
スポーツ賭博に関わる不正行為が深刻な犯罪として
FBI捜査対象となっていることを明らかにした。
問題となったのは、第3試合として予定されていたライト級のマイケル・ジョンソン対アレクサンダー・ヘルナンデス戦。直前で「中止」という異例の判断が下された理由について、ホワイト代表は
「賭博監視機関(ゲーミング・インテグリティ・サービス)から連絡が入った。
不正の疑いがあった。私はこんなことは二度と許さないと即断し、試合を止めた」
と断言した。さらにホワイト代表は、
「FBIがすでにこの件に深く関与している」と明かし、スポーツ賭博を巡る不正が、単なる規律違反ではなく、連邦捜査機関が動くレベルの重大犯罪であることを強調した。
スポーツ賭博における不正行為は、競技結果の操作や内部情報の悪用などを通じて、スポーツの公正性そのものを破壊する行為とされている。
米国では刑事罰の対象となるケースも多く、関与が認定されれば、選手生命どころか人生そのものを左右しかねない重罪だ。
UFCのように世界最高峰の舞台においては、競技の信用を守るため、わずかな疑念であっても即座に排除する姿勢をダナホワイト代表が示した流れだ。
ホワイト代表は過去にも、不正試合の疑いが持たれた選手を即座に契約解除しており、「競技の健全性を脅かす行為に一切の妥協はしない」というスタンスを一貫して示してきた。今回の試合中止も、その方針を改めて示す象徴的な決断と言える。
一方、同大会のメインイベントでは、ライト級暫定王座決定戦でジャスティン・ゲイジーがパディ・ピンブレットとの5ラウンドに及ぶ激闘を制し、2度目の暫定王座を戴冠。ホワイト代表は、正規王者イリア・トプリアとの王座統一戦に向かう方針を明言している。
また会見では、今大会から導入された新たなボーナス制度についても説明。「ファイト・オブ・ザ・ナイト」「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」の賞金を従来の倍となる10万ドルに引き上げたほか、KO・TKOまたは一本勝ちを収めた選手には、一律2万5千ドルのフィニッシュボーナスを支給する制度を新設したことを明かした。
ホワイト代表は「これまで水面下で行っていた細かな支給を廃止し、勝負を決めた選手を明確に評価する仕組みにした」と説明。不正を徹底的に排除する一方で、正々堂々と戦い、結果を出した選手を正当に報いるというUFCの姿勢を強く打ち出した。

