ブルズの象徴が歴史に刻まれた夜 デリック・ローズ 背番号1の永久欠番「感謝の気持ちでいっぱい」

2026.1.26

【©️Chicago Bulls 】

NBAシカゴ・ブルズは1月25日(日本時間26日)、本拠地ユナイテッド・センターで行われたボストン・セルティックス戦後に、元エースであるデリック・ローズの背番号「1」を永久欠番とするセレモニーを開催した。
記念すべきに日のホームゲームでは激戦に末に114-111で勝利し、

会場の熱気が最高潮に達する中で、ブルズの歴史に新たな1ページが刻まれた。


 

セレモニーには、ルオル・デン、タージ・ギブソン、ジョアキム・ノアといったかつてのチームメートに加え、ブルズ時代の名将トム・シボドーも駆けつけた。昨年1月に実施された「デリック・ローズ・ナイト」に続き、ローズとともに戦った仲間たちが再び集結し、その功績を称えた。

 

1990年代に2度の3連覇を達成し、通算6度のNBA制覇を誇るブルズ。

球団創設60シーズン目となる今季、永久欠番に名を連ねる選手は、ジェリー・スローン(4)、ボブ・ラブ(10)、マイケル・ジョーダン(23)、スコッティ・ピペン(33)に続き、ローズが5人目となった。

家族や旧友、そして満員のファンに見守られながら、ローズは静かに胸中を語った。

「この旅路は、決して自分のためだけのものではありませんでした。この街の人たちに何かをもたらし、相乗効果を生み出すことが目的だった。バスケットボールを通じて、私はその“灯台”のような存在になれたのだと思います」

イリノイ州シカゴ生まれのローズは、2008年のNBAドラフト全体1位でブルズに入団。超人的なスピードと爆発力を武器にリーグを席巻し、新人王、オールスター選出を重ね、2010-11シーズンには22歳でNBA史上最年少MVPに輝いた。

しかし2012年のプレーオフでの大ケガを皮切りに、キャリアは度重なるヒザの故障に見舞われる。それでもローズはバスケットボールへの情熱を失うことなく、懸命なリハビリを経てコートに戻り続けた。

「この瞬間を、まだ完全には受け止めきれていません。今はただ、感謝の気持ちでいっぱいです。シカゴの天候や風土、そしてこの場所に来て、こうしてイベントに参加できること自体が、本当に特別なことです」

ローズは2000年以降にブルズでプレーし、永久欠番入りを果たした初の選手でもある。ブルズ在籍時の通算成績は8001得点(球団史11位)、2516アシスト(同5位)。平均19.7得点、6.2アシストはいずれも球団史上トップ10に名を連ねている。

 

ファンへの感謝も忘れなかった。

「試合に足を運んでくれた皆さんのおかげです。なぜか、私たちの間には特別な繋がりがありました。今日ここに来てくれたことは、決して偶然ではありません」

ローズ在籍時のブルズは2009年から2015年まで7年連続でプレーオフに進出。

2011年にはカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだが、王座には届かなかった。それでも、オーナーのジェリー・ラインズドーフはこう語る。

「優勝はできなかったが、ファンはあの時代のブルズを心から愛していた。デリックはシカゴ生まれで、シカゴのためにプレーしてくれた選手だ。彼は、この街の一員なんだ」と、締め括った。