NBA=打開力偏重の不安漂うレイカーズ、それでも献身を貫く八村塁選手の価値は揺るがず LA対決は惜敗も存在感発揮

2026.1.23

【©️Los Angeles Lakers 】

現地時間1月22日(日本時間=23日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地インテュイット・ドームでロサンゼルス・クリッパーズと対戦。八村塁が復帰後最多となる12得点を挙げ、攻守両面で存在感を示したものの、チームは最大26点差から猛追するも104-112で敗れた。これで戦績は26勝17敗となり、ウエスタン・カンファレンス6位へと後退した。


 

主力のオースティン・リーブスを欠くレイカーズは、この日もルカ・ドンチッチとレブロン・ジェームズの“個の打開力”に頼る時間帯が目立った。得点の糸口をスターのスキルに委ねる場面が多く、オフェンスの選択肢が限定される点は今後に向けた不安材料と言える。

 

そんな中で光ったのが、役割に徹し続けた八村塁選手の献身的なプレーだった。

第1クォーター途中からコートに立つと、終了間際にはドンチッチを経由した流れの中から3ポイントのブザービーターを沈め、停滞しかけた空気を変える一撃を放つ。

第2クォーター序盤にも自ら仕掛けてミドルを決め、限られたチャンスを確実にものにした。

 

試合は前半終盤からクリッパーズに主導権を握られ、点差は最大19点、後半には一時26点差まで拡大。追い込まれた展開でも、八村は“自分の得点”に固執することなく、スクリーン、リバウンド、ディフェンスと泥臭い仕事を積み重ねる。

第3クォーター中盤、レブロンの3ポイントから始まった反撃では、八村選手が豪快なアリウープダンクで流れを加速。第4クォーターには3ポイントで口火を切り、守備では相手の24秒バイオレーションを誘発する激しいディフェンスでチームを鼓舞した。

スターのスキルで局面を打開する時間が長いからこそ、その裏でチームバスケットを成立させる存在は不可欠だ。

八村選手はこの日も、得点・アシスト・ディフェンスのすべてでバランスよく貢献し、終盤のクロージングラインナップにも名を連ねた。

28分23秒の出場で12得点、3リバウンド、2アシスト、1ブロック。

数字以上に際立ったのは、大切な場面での活躍と状況に応じた的確な判断力だ。

チームのために役割を全うする姿勢だった。

個の力に偏りがちなレイカーズにおいて、献身的に歯車となる八村選手の存在は、今後の巻き返しに向けても欠かせない。