エストラーダ「踏み台になるつもりはない」vs那須川天心は4月10日に東京! WBC世界タイトル挑戦決定戦へ メキシコの“レジェンド”が井上拓真戦まで見据え豪語

2026.1.23

プロボクシングWBC世界バンタム級2位の那須川天心(27=帝拳)が、4月10日に東京で同級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(35=メキシコ)と挑戦者決定戦を行う見通しであることが22日、明らかになった。

複数の米メディアが報じており、興行は「PRIME VIDEO BOXING 15」として開催される見込みだ。


 

この一戦は、天心選手にとって再起をかけたビッグマッチとなる。

WBCは昨年12月の総会で、ランキング1位のエストラーダと2位の天心選手による挑戦者決定戦を両陣営に正式指令。

両者がこれを受諾し、世界王座への切符を懸けた注目カードが実現に近づいた。

 

元2階級制覇王者のエストラーダは、ESPNのYouTube番組「ESPN KnockOut」に出演し、試合を認めた上で強気な言葉を並べた。

「天心は実力があり、サウスポーで動きもいい。しかし日本に行って勝つ。誰かの踏み台になる気はない。このチャンスを100%生かす」

さらに、勝利後は現WBC王者・井上拓真選手への挑戦も視野に入れていることを明かした。

 

一方の天心選手は、昨年11月24日、空位となっていたWBC世界バンタム級王座を懸け、井上拓真選手と王座決定戦に臨んだが、0―3の判定で敗北。

試合後には「必ずやり返す」と再起を誓い、年末からは新たな環境でトレーニングを重ねてきた。ドジャースの山本由伸投手のトレーナーとしても知られる矢田修氏のもとで肉体改造に取り組み、原点回帰とも言える動きを見せている。

 

実は、天心選手とエストラーダの対戦は今回が初めての接点ではない。

井上拓真選手との王座決定戦が決まる以前、帝拳サイドはエストラーダ陣営に対戦をオファーしていたが、条件面などを理由に実現には至らなかった経緯がある。

今回はWBCの正式指令という形でカードが組まれ、エストラーダも「自分が相手を選んだわけではない。指令に従った結果だ」と説明している。

エストラーダは49戦45勝(28KO)4敗という輝かしい戦績を誇る、メキシコが生んだ名ファイターだ。

フライ級、スーパーフライ級で世界王座を統一し、ローマン・ゴンサレスとの3部作はボクシング史に残る名勝負として語り継がれている。

昨年6月にはジェシー“バム”ロドリゲスに敗れ王座から陥落したものの、経験と実績は健在。バンタム級への転向後も再び世界の中心を狙う強豪だ。