神村学園が国立で歓喜の初戴冠 6万人の大観衆の前で鹿島学園を圧倒、夏冬二冠の快挙

2026.1.12

第104回全国高校サッカー選手権決勝が1月12日、東京・国立競技場で行われ、神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)を3―0で下し、悲願の初優勝を果たした。決勝戦には大会史上最多となる6万142人が詰めかける超満員の国立で、鹿児島の名門が新たな歴史を刻んだ。


 

神村学園は今夏のインターハイに続く二冠を達成。

藤枝東、浦和南、東福岡、国見、青森山田に続く史上6校目の“夏冬制覇”となり、鹿児島県勢としても鹿児島実(第83回大会)以来、21大会ぶりの全国制覇となった。

試合は立ち上がりから神村学園が主導権を握る。

前半19分、最終ラインからのロングボールにFW徳村楓大が反応し、GKと1対1のチャンスを作ると、そのこぼれ球に詰めたFW日髙元が冷静に左足でゴールへ流し込み、記念すべき先制点を奪った。日髙はこのゴールで今大会7点目とし、得点ランキング単独トップに浮上した。

さらに前半30分には徳村が再び抜け出し、相手のファウルを誘ってPKを獲得。GKプムラピー・スリブンヤコに止められたものの、攻勢は止まらない。前半39分には左サイドからのクロスのこぼれ球をMF堀ノ口瑛太が右足で豪快に叩き込み、リードを2点に広げて前半を折り返した。

後半に入り鹿島学園も反撃に出る。セットプレーから何度もゴールに迫り、ポスト直撃のシュートやDF清水朔玖のヘディングなど決定機を作ったが、神村学園のGK寺田健太郎の好守と集中した守備陣を崩すことはできなかった。

試合を決定づけたのは終盤だった。後半終了間際、MF佐々木悠太がダメ押しの3点目を決め、勝負あり。大観衆が見守る国立で、神村学園の初優勝が確定した。

茨城勢として旋風を巻き起こしてきた鹿島学園は準優勝に終わったものの、堂々たる戦いぶりを披露。一方の神村学園は、全国の頂点とともに“高校サッカーの新たな主役”の座を力強く手にした。