【RIZIN】19歳・秋元強真選手が衝撃KOで存在感 新居すぐる選手を撃破、次戦に元王者・斎藤裕選手を名指し

2025.12.31

 

12月31日にさいたまスーパーアリーナで行われた大みそか恒例の格闘技イベント「RIZIN 師走の超強者祭り」で、19歳の新鋭・秋元強真選手が強烈なインパクトを残した。
元パンクラスフェザー級王者の新居すぐる選手を、わずか一撃で沈めるKO勝利。

若き才能が、世代交代の波を鮮明に印象づけた。


 

朝倉未来率いるJTTに所属する秋元選手は、11月に萩原京平選手との激闘を制したばかり。短期間での連戦にもかかわらず、試合序盤から落ち着いた立ち回りを披露した。新居選手のタックルを冷静にさばきながら、鋭い打撃で主導権を掌握。

そして迎えた1ラウンド3分45秒、新居の右ストレートに合わせたカウンターの左ヒザ蹴り(テンカオが左脇腹に直撃。新居選手は、悶絶で前のめりに倒れ込み、レフェリーが試合を止めた。

まさに一瞬で決着がつく、完成度の高いフィニッシュだった。

昨年の大みそか大会では元谷友貴選手に敗れ、プロ初黒星を喫した秋元選手。

しかしその悔しさを糧に、2025年は怒涛の4連勝。

中継したABEMAで解説を務めた川尻達也氏も「19歳でこの完成度は異常」と驚きを隠さなかった。

試合後のマイクでは「去年の大みそか、このリングで恥をかいた。そこから自分と向き合えたのが大きい」と静かに振り返り、成長を実感させるコメント。一方で、次なる目標として元RIZINフェザー級王者・斎藤裕選手の名前を挙げ、対戦をアピールした。

YA-MAN選手の負傷により今大会のカードが流れたことに触れつつも、

「来年、どこかで実現できたら」と対戦を熱望。

若さゆえの率直な言葉の中に、自身の立場を押し上げるだけの自信がにじんだ。