山下智久さんが8年ぶり日本映画主演で“不動産の闇”に再び切り込む
映画『正直不動産』2026年5月公開 舞台は海外へ!! スケール拡大
【©2026 映画『正直不動産』製作委員会】
俳優・山下智久さんが主演を務める映画『正直不動産』が、2026年5月15日に公開されることが発表された。
人気テレビドラマシリーズを映画化した本作では、「嘘がつけない不動産営業マン」という異色の設定を軸に、不動産業界が抱える構造的な問題や情報格差に、より大きなスケールで切り込む。
原作は、小学館『ビッグコミック』で連載中の同名漫画。2022年のドラマ放送開始以降、スペシャルドラマ、続編、スピンオフと展開を広げ、単なる職業ドラマにとどまらない社会派エンターテインメントとして支持を集めてきた。映画版では、国内のみならず海外投資案件にも物語の舞台を拡張し、不動産ビジネスの光と影をより鮮明に描く。
主人公・永瀬財地を演じるのは山下智久さん。
実写邦画での主演は、2018年公開の『コード・ブルー』以来8年ぶりとなる。
近年は国際ドラマ『神の雫/Drops of God』で世界的な評価を受けるなど、活動の場を海外にも広げてきた山下にとって、本作は芸能生活30周年を目前にした節目の作品でもある。正義感と未熟さを併せ持つ永瀬という役柄は、キャリアを重ねた今だからこそ説得力を帯びる。
共演には、後輩社員・月下咲良役の福原遥さんをはじめ、市原隼人さん、ディーン・フジオカさん、倉科カナさん、高橋克典さん、泉里香さん、松本若菜さん、大地真央さん、草刈正雄さんら、ドラマシリーズでおなじみの顔ぶれが再集結。
ライバル企業との対立や社内の権力構造など、人間関係の緊張感も映画ならではの厚みで描かれる。
公開された特報映像では、スーツ姿の永瀬が砂漠で巨大な竜巻と対峙する衝撃的なカットが印象的だ。嘘をつこうとすると風が吹くという設定は健在ながら、映画版ではその“風”が象徴的な演出としてスケールアップ。海外投資詐欺や大規模開発計画といった現代的テーマを背景に、永瀬の「正直さ」がどこまで通用するのかが問われる。
不動産業界に限らず、ビジネス全般に通じる倫理や責任の在り方をユーモアと皮肉で描いてきた『正直不動産』。
劇場版は、その問いを国境を越えて突きつける内容となりそうだ。


