嵐、紅白は見送り“再始動元年”は無理せずに来年以降への布石に
2025.12.15
国民的アイドルグループ・嵐が、大みそかに生放送される「第76回NHK紅白歌合戦」(後7・20)への出場を見送ることが14日、分かった。
関係者によると、NHK側からオファーはあったものの、
グループとして慎重に検討した結果、今回は出演を辞退する判断に至ったという。
今年はKing&Prince、SixTONESの出場がすでに決定し、
STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストが3年ぶりに紅白へ復帰。
白組の出場者が紅組より1組少ない状況もあり、嵐のサプライズ出場を期待する声が高まっていたが、グループは「万全の状態でファンの前に立つ」ことを最優先した形だ。
嵐は2009年から活動休止前の2020年まで、紅白に12年連続出場。
名実ともに番組を象徴する存在だった。
今年5月に活動再開を発表し、来年5月末をもってグループ活動を終了することも明らかにしている。来年3月13日の北海道・大和ハウスプレミストドームを皮切りに、5月31日の東京ドームまで計15公演の“ラスト5大ドームツアー”を控えている。
11月3日のデビュー記念日には、ファンクラブ会員向けに生配信を実施。約4年半にわたり活動を休止していたリーダーの大野智も、「精神のリハビリ中で、体力作りはこれから」と率直な現状を語っていた。
関係者は「大野さん個人だけでなく、グループとしても本格的な歌唱・パフォーマンスには準備期間が必要。紅白という大舞台を“再始動の最初のステージ”にすることは、あえて選ばなかった」と説明する。
完成度を重視し、段階を踏んで活動を進めていく姿勢がうかがえる判断だった。

