『M-1グランプリ2025』審査員発表 9人が映す“今の漫才界”後藤輝基さん&ミルクボーイ駒場孝さんが初の審査席へ

2025.12.14

【©️テレビ朝日】

漫才日本一を決める年末最大の舞台

『M-1グランプリ2025』(ABCテレビ・テレビ朝日系、21日放送)の

審査員が14日、正式に発表された。

昨年に続き、審査体制は9人制。漫才の歴史と現在地を知る顔ぶれがそろい、

21代目王者を選び出す。


 

発表は、同日放送された事前特番

『M-1グランプリ俺たちだって面白い!1万組のエントリー物語』内で行われた。

審査員を務めるのは、礼二さん(中川家)、山内健司さん(かまいたち)、塙宣之さん(ナイツ)、博多大吉さん(博多華丸・大吉)、哲夫さん(笑い飯)、柴田英嗣さん(アンタッチャブル)、海原ともこさん(海原やすよ・ともこ)に加え、今回初めて審査席に座る後藤輝基さん(フットボールアワー)と駒場孝さん(ミルクボーイ)。

歴代王者と第一線で活躍し続ける漫才師が並ぶこの9人は、単なる「評価者」ではない。

自らがM-1の舞台を勝ち抜き、時代ごとの笑いの変化を体感してきた存在だ。2001年大会王者の礼二さんは今年で11回目の審査、塙さんは8回目、大吉さんは6回目と、M-1の“軸”を担う常連が顔をそろえる一方で、後藤さんと駒場さんという新たな視点も加わった。

4日の準決勝を経て、決勝に進む9組も決定している。

豪快キャプテン、ドンデコルテ、めぞん、たくろうは初の決勝進出。

真空ジェシカは5年連続、ヨネダ2000は3年ぶり、昨年4位のエバース、5位のヤーレンズ、10位のママタルトと、実績と勢いが交錯する顔ぶれがそろった。史上最多となる1万1521組のエントリーの頂点を争い、敗者復活枠を含めた10組が最終決戦に臨む。

決勝および敗者復活戦は21日に生放送。

約7時間に及ぶ長丁場の生中継となり、決勝MCは今田耕司さんと上戸彩さん、

敗者復活戦のMCは陣内智則さんと齊藤京子さんが務める。

昨年、M-1は長年続いた7人審査制から9人制へと移行した。

評価の多角化と、より多様な漫才観を反映させる狙いがある。

笑いの価値観が多様化する中で、「誰が勝つか」だけでなく、「どんな漫才が評価されるのか」も注目点となる『M-1グランプリ2025』。