年末恒例「好きな女性アナウンサー・ランキング」1位は田村真子アナ“肯定の空気”が育てた『ラヴィット!』人気
【©️ TBS】
年末になるとテレビ界ではさまざまな年間ランキングが発表されるが、
毎年注目度の高い恒例企画がオリコンの「好きなアナウンサーランキング」だ。
2025年版の女性編では、TBS・田村真子アナが2年連続で1位を獲得。
幅広い世代から“日常的に見ていて安心する存在”として支持を集めた。
視聴者が「今年もっとも心を動かされたアナウンサー」を選ぶ同ランキングで、
田村アナが2年越しで首位を守った背景には、
朝の人気番組『ラヴィット!』の存在が大きい。
■“日常のリズムに寄り添うアナ”として確立
ランキングから読み解く2025年のテレビ視聴者心理
今年のランキングに表れた傾向は、情報の専門性よりも、“自然体の親しみやすさ”への評価が高まっている点だ。とくに朝バラエティが生活に浸透する中で、画面越しに見るアナウンサーの人柄や素の表情が、視聴者の支持へ直結している。
田村アナは、まさにその象徴的な存在となった。
■『ラヴィット!』が引き出した“素の魅力”
安心して挑戦できる環境が活躍を後押し
田村アナが支持を集める理由は、番組内で見せる自然体の姿勢だ。
『ラヴィット!』は、プロデューサーの辻有一氏が語るように、
「いろいろな人の“好き”が集まって成り立つ番組」
という理念が徹底されており、出演者—芸人・タレント・アナウンサー—すべての個性や挑戦を肯定する空気が広がっている。
田村アナは当初、番組で求められる立ち振る舞いに戸惑いもあったという。
しかし、
「受け入れられるとわかってからは、気持ち的にもだいぶ楽になった」
と振り返り、視聴者の前で“素のまま楽しむ”姿へと確かな変化が生まれた(モデルプレス)。
この“挑戦を笑わない”“個性を否定しない”番組の雰囲気こそ、
田村アナが本来の魅力を十二分に発揮できる土壌となっている。
■“肯定の空気”が生んだ安心感と支持の広がり
2025年のランキングが映し出した世相
年末の人気ランキングは、その年のテレビ視聴者の価値観を映す鏡でもある。
2025年はとくに「専門性」よりも「自然体のポジティブさ」「等身大の人柄」
への評価が高まった年と言える。


