レブロン・ジェームズ、前例なき23年目の航海へ “開幕欠場”明けでも存在感、歴代記録を次々更新
【©️Los Angeles Lakers,】
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、NBA史の深層に新たな1ページを刻んだ。11月19日(現地18日)のユタ・ジャズ戦で先発出場し、ビンス・カーターを超えるリーグ史上単独最多となる23シーズン目の出場を達成。
39歳で迎えた節目のシーズンは、静かに、しかし確かな重みを持って幕を開けた。
レブロンにとって今季は、これまでのキャリアとは異なるスタートとなった。坐骨神経痛による“キャリア初の開幕欠場”。長年タフであることを当たり前としてきたレブロンにとって、精神的にも大きな揺さぶりだったという。
それでも、コートに戻ってきた男は、やはりレブロンだった。
この日の出場時間は29分37秒。フィールドゴールは4/7、3ポイントは2/3と高効率で、計11得点。特筆すべきは得点だけではなく、12アシストを記録した点だ。攻撃の中心に立ちながら、試合全体をコントロールする彼本来のスタイルは失われていない。
前半には通算3P成功数を2561本とし、レジー・ミラーを抜いて歴代6位に浮上。さらに第3Qで二桁得点に到達すると、連続二桁得点は1293試合に伸びた。2007年1月から数えて一度も途切れていないという事実は、単なる記録ではなく“継続の象徴”とも言える。
試合後、レブロンは「精神的には厳しかった」と率直に語りつつも、「仲間とコートに立てて、とにかく楽しかった」と笑みを見せた。数字の裏にある葛藤と、
40歳を目前にしながらも競技に向かう純粋な姿勢がにじむ。
チームは140-125で快勝。
八村塁も26分で6得点・4リバウンドと
持ち前の役割をしっかりと果たし、レイカーズはこれで3連勝。
11勝4敗でウェスタン・カンファレンス4位につけている。


