K-1=木村“フィリップ”ミノル欠場で代打ヘラクレス戦に!王者ストーヤンは「少し残念だが、誰が相手でも倒す」

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11月15日(土)、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~」で、昨年王者ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)は、木村“フィリップ”ミノルの欠場により、代打出場のヘラクレス・ワンコンオーム.WKO(タイ/Wankhongohm.WKO)と準々決勝で対戦することが決まった。
王者は「木村とは戦いたかったが、誰が相手でも勝つだけ」と静かに闘志を燃やしている。
■ 「木村ミノルとやりたかった」本音を吐露も、即切り替え
本来のカードは木村“フィリップ”ミノルとの対戦だったが、木村の欠場により急きょヘラクレス戦へ変更。
ストーヤンは「少し残念でした。彼とは爆発的な試合ができたと思う」と語りながらも、「相手が誰であっても関係ない。自分はオールラウンドなファイター。プランを少し調整するだけです」と冷静に語った。
■ 昨年は代役出場から王座奪取
ストーヤンは昨年、K-1 WORLD MAX -70kgトーナメントでオウヤン・フェンの代役として準々決勝に出場。ブアカーオ・バンチャメークを下すと、準決勝でデング・シルバ、決勝でヴィクトル・アキモフをKOし、2024年王者に輝いた。
今年はディフェンディングチャンピオンとしての参戦となる。
新たな対戦相手となったヘラクレスは、ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)で中量級のエースとして活躍する23歳の新鋭。
これに対し、王者は冷静に分析する。
「彼は経験豊富で、キックとヒザが得意。だがボクシングではそれほど強くない。ムエタイ出身なのでクリンチを多用してくるかもしれないが、僕のパンチとキックが当たれば何もさせない」と断言した。
■ 「決勝はオウヤン・フェンと」望む頂上決戦
トーナメントの展望を問われると、「準決勝に進むのは自分、フェルドンク、オウヤン・フェン、アカピャンの4人になる」と予想。
中でもオウヤン・フェンとの対戦に意欲を示した。
「昨年は戦えなかったが、今年こそ決勝で対戦したい。2人のチャンピオンがぶつかる決勝―最高の舞台になる」と語る。
過酷な1日3試合のトーナメントに挑む覚悟もできている。
「チャンピオンとして、すべてを完璧に仕上げる必要がある。ボクシング、キック、ムーブメント、コンディション…どれも最高の状態にしなければならない。痛みと戦いながらも“王者の心”を見せたい」と気合十分。
最後にファンへ向けて、「K-1ファンのみなさん、熱い戦いに備えてください。自分は“2度目のK-1 WORLD MAX王者”になる準備ができています!」と力強くメッセージを送った。
