那須川龍心選手「本物を証明する」過去最高の仕上がりで挑む旗揚げ戦『GOAT』メインイベント

10月30日に東京・後楽園ホールで行われる新イベント『キックボクシングフェス GOAT』の前日計量・会見が29日、都内で実施された。メインイベントに登場する那須川龍心(TEAM TEPPEN)は、計量を無事パスすると引き締まった表情で「自分が“本物”であることを証明する」と宣言した。

▪️過去最高のコンディション、「すべてが順調に来ている」
那須川は現・第3代RISEフライ級王者。8月の『RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』では、政所仁からダウンを奪って勝利し、MMAを含めた連勝記録を12に伸ばしている。
その勢いを携え、今回の『GOAT』第1回大会のメインを任された。計量の場では、くっきりと腹筋が浮かび上がるコンディションを披露。マッスルポーズを取りながらも余裕の笑みを見せた。
「今回、過去イチで調子も仕上がりも良いです。いろんなルールや団体に挑戦してきた理由は、“自分が本物である”ことを証明したいから。明日はそれをリングで見せます」
力強い言葉には、若き王者としての覚悟と責任がにじんでいた。
▪️対するはタイの実力者、元ラジャ王者チャラームダム
対戦相手のチャラームダムは、元ラジャダムナン認定バンタム級王者であり、ムエタイの聖地で名を馳せた強豪だ。BBTVスーパーバンタム級のベルトも保持し、22年度にはムエタイMVPを獲得。7連勝を記録した経験を持つ。
那須川は相手の印象について「何でもできるタイプ。怖さがないのが逆に怖い」と語り、警戒を怠らない姿勢を見せた。一方のチャラームダムは「龍心選手はオールラウンダー。対戦が楽しみ」と、静かな闘志をにじませる。
▪️テレビ東京で地上波放送も決定、注目度高まる一戦
今回の『GOAT』は地上波放送も予定されており、那須川は「派手な技やKO、入場も含めて“見せる試合”をしたい」と語った。
初開催のイベントでメインを任された那須川にとって、この試合は“次世代のスター”として存在を確立する機会でもある。
リングの上で「本物」を証明できるか─注目のゴングはまもなく鳴る。
▪️そのほかのカード・出場選手コメント
▼第6試合
ISKA K-1ルール 世界スーパーミドル級タイトルマッチ(3分3R・延長1R)
ブリース・コンボウ(カメルーン/王者)
「東京で試合をすることが夢でした。K-1をずっと見てきて、この舞台でタイトル戦ができることに感謝しています」
松倉信太郎(日本/挑戦者)
「ISKAのベルトに挑戦できることに興奮しています。明日の試合は自分の中でも規格外。格闘技ファンはもちろん、普段見ない方にもぜひ見てほしい」
▼第5試合
KNOCK OUT-BLACKルール 60kg契約(3分3R・延長1R)
ロムイーサン・TIGER REON(タイ)
「明日はKOします」
龍聖(日本)
「KNOCK OUTの龍聖です。僕もKOします」
