次期朝ドラ『あんぱん』主題歌RADWIMPS新曲「賜物」

2025.2.10

次期朝ドラ『あんぱん』主題歌RADWIMPS新曲「賜物」

主演・今田美桜「世界観にぴったりだと感じました」

NHKの2025年度前期・連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌が、RADWIMPSの新曲「賜物」に決定した。主演の今田美桜をはじめ、主題歌を手掛けたRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎らが、今回の楽曲についてコメントを寄せた。

 

▪️RADWIMPSが奏でる”朝ドラ”の新たな世界

『あんぱん』は、アンパンマンの生みの親であるやなせたかし氏と、その妻・小松暢氏をモデルにした物語。脚本を手掛けるのは、『ハケンの品格』や『花子とアン』で知られる中園ミホ氏だ。主人公・朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)が、幾多の試練を乗り越えながら、世の中に「逆転しない正義」を示すアンパンマンというキャラクターにたどり着くまでの歩みを描く。

そんな作品の主題歌を担当するのは、映画『君の名は。』などで国内外にファンを持つRADWIMPS。彼らが手掛けた新曲「賜物」は、どのような思いで生み出されたのだろうか。

 

▪️野田洋次郎「“効き目”のある楽曲を目指した」

RADWIMPSの野田洋次郎は、今回の楽曲制作についてこう語る。

「この度『あんぱん』で主題歌を担当させていただくことになりました。昨年春にオファーをいただいてから、少しずつ届く脚本を読みながら曲を育てていきました。登場人物たちの人生に触れるたび、彼らが愛しくなり、時には胸が締め付けられるような感覚もありました。

彼らの物語を知るほどに、どんな楽曲がふさわしいのか悩むこともありましたが、最終的には“朝、布団から出たくないときに力をくれるような曲”を目指しました。のぶの瑞々しい生命力に負けないような楽曲でありたいという思いも込めています。半年間、この作品と旅をできることを光栄に思います。」

これまで数々の映画・ドラマ主題歌を手掛けてきたRADWIMPSだが、今回の楽曲は“朝ドラ”ならではの空気感を意識しながら制作されたことがうかがえる。

 

▪️今田美桜「聴けば聴くほど、物語と重なる」

主人公・朝田のぶを演じる今田美桜も、新曲「賜物」に深く共感したと語る。

「RADWIMPSさんの音楽とともに、のぶの人生を歩んでいけることが本当に嬉しいです。

初めてこの曲を聴いたとき、私がイメージする朝ドラの主題歌とは少し違った印象を受けました。でも、何度も聴いているうちに『あんぱん』の世界観にぴったりだと感じるようになりました。

『あんぱん』の登場人物たちは、それぞれ悩みを抱えながら生きています。でも、悩みがあるからこそ喜びもあることに気づく。その感情やのぶの成長が、この主題歌の歌詞やリズムと強く結びついていると思います。視聴者の皆さんの毎朝を、少しでも彩ることができたら嬉しいです。」

 

▪️期待高まる『あんぱん』の放送開始

NHK連続テレビ小説第112作目となる『あんぱん』は、2025年3月31日より放送開始。

NHK総合では毎週月曜から土曜の午前8時(※土曜日は1週間の振り返り)、

NHK BSおよびBSプレミアム4Kでは午前7時30分から放送される予定だ。