八村塁選手、主力不在のチームを牽引 精度抜群の3Pと多彩なオフェンスで存在感!レイカーズ、プレシーズン初勝利
【©️Los Angeles Lakers 】
開幕を目前に控えたロサンゼルス・レイカーズが、ついにプレシーズン初白星をつかんだ。
本拠地クリプト・ドットコム・アリーナで行われたゴールデンステート・ウォリアーズ戦は、126―116で勝利。エースのレブロン・ジェームズら主力を欠く中、八村塁選手(27)が攻守で存在感を放った。
八村は先発出場し、27分12秒のプレーで16得点、3リバウンド、2アシストを記録。
シュート成功率は60%(6/10)、3ポイント成功率は驚異の75%(3/4)。安定感のあるアウトサイドシュートに加え、積極的なドライブからの得点も目立った。
▪️攻撃の核として機能、チームオフェンスを牽引
第1クォーターでは開始早々からリズムをつかみ、右ウイングからの連続3ポイントで流れを作る。
中盤にはトップからの力強いドライブインでレイアップを沈め、このクォーターだけで10得点を挙げるなど、攻撃の軸として機能した。
第2クォーターではファウルを誘って4点プレーも決め、会場を大きく沸かせた。
第3クォーターではフェイダウェイシュートなど中距離の多彩なスコアも披露。後半は得点こそ落ち着いたが、チームディフェンスの要としてリム周辺でのローテーションやヘルプにも奔走した。
▪️主力欠場の中、浮かび上がった「八村中心構想」
この試合では、レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチ、マーカス・スマートの主力3人が欠場。
リーブス、コネクト、バンダービルト、エイトンとともに八村が先発に名を連ね、チームの主力ユニットを支えた。
前半で最大17点差をつけたものの、後半にウォリアーズが追い上げ、一時は4点差まで迫られた。しかし終盤は八村らセカンドユニットが再びリズムを取り戻し、逃げ切りに成功した。
▪️「八村の役割」がシーズンを左右する
開幕を目前に控え、チームの戦術構築は最終段階。
主力不在の中で安定した得点力とリーダーシップを見せた八村の存在は、今季のレイカーズにとって大きな希望となった。
新加入のエイトンとの連携も上々で、前線でのコンビネーションにはさらなる進化が期待される。
プレシーズンながら、チームに確かな勢いをもたらした一戦。
八村塁は「自分のリズムをつかみながら、チームとしても良い形でボールを動かせた」と手応えを語った。
開幕戦での本格始動へ向け、準備は整いつつある。