ヤンキース、やはり決めるべく選手が決めてジャッジの同点弾で地区シリーズ初勝利 乱打戦制し3戦目で白星
2025.10.8
【©️new york yankees,】
7日(日本時間8日)に行われたMLB地区シリーズ第3戦で、
ヤンキースはブルージェイズを9―6で下し、シリーズ初勝利を挙げた。
0勝2敗と追い込まれていたヤンキースは、
33歳の主将アーロン・ジャッジ外野手の
起死回生の同点3ランなどの活躍で試合の流れを引き戻した。
序盤はブルージェイズの攻勢に圧され、ヤンキースは3回までに1―6とリードを許した。しかし、3回1死二塁でジャッジが相手先発ビーバーのチェンジアップを左翼線へ運ぶタイムリー二塁打を放ち、自らもホームイン。点差を3点に縮める。
続く4回1死一、二塁の場面では、ジャッジが3番手右腕バーランドの160キロの剛速球を捉え、打球は左翼ポール直撃の同点3ランとなった。この一打でヤンキース打線は勢いを取り戻し、試合は乱打戦の様相を呈した。
FOXスポーツの実況は「フェアだ! 同点! ジャッジが流れを変えた」と絶叫。解説のジョン・スモルツ氏も「ポールの内側3インチの差が試合を左右した。ジャッジはレギュラーシーズンの力を再現し、別次元のパフォーマンスを見せた」と評した。
ヤンキースはその後も打線がつながり、5回にはチザムの勝ち越しソロなどでリードを拡大。6回までに3得点を追加し、合計21安打の乱打戦を制した。
ポストシーズンで0勝2敗からの逆転は過去の5回戦制地区シリーズでわずか11%の確率だが、1勝2敗の状況からの連勝による突破は26%にまで上昇する。
次戦第4戦も本拠地ヤンキースタジアムで開催。