ドジャースのレジェンドであるカーショー投手が電撃引退発表 大谷翔平選手との特別な2年間、因縁から生まれた深いリスペクト

2025.9.19

【©️Los Angeles Dodgers,】

ドジャース一筋で通算222勝を誇るクレイトン・カーショー選手が18日、今季限りで現役を退くことを正式に発表した。

メジャー随一の左腕として君臨してきた“レジェンド”の決断は、多くのファンに衝撃を与えた。

特に近年、大谷翔平選手との間で築かれた特別な関係が注目されている。

 

2人の関係は一筋縄ではいかないものだった。

大谷選手がメジャー挑戦を表明した2017年、ドジャースは面談のためカーショー選手を同席させるサプライズを用意した。

しかし大谷はエンゼルスへの入団を決断。

当時を知る球団関係者は「カーショーは旅行先から急きょ呼ばれ、

大谷選手の面談に立ち会った。でも結果は…」と振り返る。

その後も両者の関係を気にする声はあったが、実際には互いのプロ意識が尊敬の基盤となった。カーショー選手は練習やトレーニングに一切妥協せず、大谷選手も同じく徹底した打撃準備を欠かさない。その姿勢にカーショー選手は心を打たれ、次第にリスペクトの念を深めていった。

昨年、カーショー選手は大谷選手について「勤勉さが際立っている。毎日同じルーチンを愚痴なくこなし、投手としてのリハビリも欠かさず、打撃でも結果を出す。その一貫性は称賛に値する」と語った。

さらに、大谷選手が「50本塁打50盗塁」を達成した際、マイアミから戻った本拠地での試合で、ベンチから監督や選手が拍手で祝福する光景を作り出したのはカーショー選手自身だった。

ロバーツ監督も「クレイトンが皆に前に出ようと声をかけたんだ」と明かしている。

大谷選手も今年、カーショー選手について「登板日に集中して取り組む姿を見ると、その長年にわたる努力と集中力は尊敬に値する。毎日が学びになる」とコメント。