韓国代表、W杯で強豪とグループリーグ同組の可能性 “死の組”は試金石に

2025.9.17

来年の北中米ワールドカップに向け、各国メディアが早くもグループ分けの行方に注目している。ポット2入りが有力視される韓国代表もその一つで、抽選結果次第では世界の強豪国とグループリーグで同組となるシナリオが浮上している。

 

韓国メディア『Xports News』は16日、「アルゼンチン、ドイツ、ノルウェーとグループリーグで同組になる可能性」を伝え、話題を集めた。前回王者アルゼンチン(ポット1)、欧州の新鋭ノルウェー(ポット3)、そしてプレーオフを経て出場権を得る可能性があるドイツ(ポット4)と同組すれば、韓国にとっては“死の組”と呼ぶにふさわしい組み合わせとなる。

一方でフランスやイタリア、南米勢と同組する別のパターンも想定されており、どのケースでも簡単な相手は存在しない。だが、こうした厳しい組み合わせこそ、韓国代表にとっては自らの実力を証明する最高の舞台となる。

指揮を執るホン・ミョンボ監督は、米国遠征で試行した3バック布陣に手応えを得たとされる。完成度は途上ながら、大会までの残り9か月で練度を高めれば、強豪国相手でも十分に武器となり得る。

グループリーグでの死闘は、単なる“不運”ではなく、韓国代表が世界の頂点を狙う上で避けては通れない試練だ。同様に日本を含むアジア勢も、いずれのグループリーグでも強豪と相まみえることが予想される。

「死の組」という表現はしばしば用いられるが、近年はアジア勢も着実に力を伸ばし、世界と渡り合えるチーム力を備えつつある。むしろその舞台で勝ち切ることこそが、真の強豪国への階段となるだろう。