サウジアラビア・リヤド万博、開催規模は大阪万博の約4倍!2030年に開幕予定
2025.9.12
【©️DEZEEN】
大阪・関西万博の閉幕が近づく中、次の開催地であるサウジアラビアの首都リヤドで開かれる「リヤド万博」が、その規模の大きさで注目を集めている。開催は2030年10月1日から2031年3月31日までの予定で、4000万人以上の来場者が見込まれている。
会場面積は約600万平方メートルで、大阪万博(155万平方メートル)の約4倍に相当。東京ドーム128個分の広さに匹敵する。設計は、世界的に著名な建築事務所「LAVA」が担当しており、公式サイトでは5つの円形エリアを中心とした空撮イメージが公開されている。乾燥した土地に建物群と緑地が調和する都市デザインや、自然景観に着想を得た有機的な空間網が特徴だ。また、敷地全域には最先端のモビリティシステムが導入される計画となっている。LAVAは公式サイトで「国際的なイベントの開催地としてだけでなく、小売・飲食・コミュニティ体験を中心としたグローバルビレッジとして、永続的な遺産へと進化するデザイン」と説明している。
参考として、前回のドバイ万博(UAE、2021~22年)の敷地面積は438万平方メートル。リヤド万博はこれを上回る規模感となるが、広大な会場が来場者の満足度や人気に直結するかは未知数だ。
大阪万博は比較的コンパクトな空間に各国パビリオン(展示館)が密集しており、
日本のディズニーランドやUSJのように、印象的な人気スポットを生み出すことが成功要因となった。
この点を考えると、2030年にわざわざ日本からサウジアラビアまで渡航する価値が
どれほどあるかは、現時点では判断が難しい。