スタバ 10月9日から再び値上げ 最安クラスのコーヒーは393円▶︎414円 ワンモアコーヒーも160円 相次ぐ価格改定に利用者の負担増

2026.10.9

スターバックス コーヒー ジャパンは10月9日、定番ドリンクやフード、コーヒー豆などの価格を改定した。ブリュード コーヒーのショートサイズは税込み394円から415円へ21円値上がり。2杯目を割安に楽しめる「One More Coffee(ワンモアコーヒー)」も対象となり、スターバックス カードで1杯目を購入した場合の会員価格は160円となった。日常的に店舗を利用する人にとって、1杯ごとの差額だけでなく、積み重なる支出も気になる改定となりそうだ。


 

■一番少ない量 ショートサイズも400円台に 定番コーヒー新価格

今回の価格改定は、原材料や物流、エネルギーなどのコスト上昇を背景に実施された。スターバックス コーヒー ジャパンは9月18日に改定を発表し、

10月9日から全国の対象店舗で価格を見直している。

定番ビバレッジの値上げ幅は税込み4~35円。

一部の定番フードも10~30円引き上げられた。

看板商品の一つであるブリュード コーヒーは、ショートサイズが394円から415円へ21円上昇。これまで400円を下回っていた価格帯から遂に400円台へと移った。

スターバックス ラテもショートサイズが460円から475円へ15円値上がりしている。

毎日の仕事や勉強の合間にコーヒーを楽しむ人にとって、こうした定番商品の値上げは無視できない。1杯当たりの差額は数十円でも、

利用頻度が高いほど月々の負担に影響する。

 

■ブリュード コーヒーは全サイズで値上げ

ブリュード コーヒーの価格は、サイズによって異なる。

今回確認できた価格は以下の通り。


サイズ 改定前 10月9日以降 値上げ額
Short 394円 415円 +21円
Tall 440円 455円 +15円
Grande 485円 500円 +15円
Venti 530円 545円 +15円

※改定前価格は改定前の公式商品情報・報道、改定後価格は確認できた価格情報を基に整理。
一部店舗では立地などにより価格が異なる場合がある。

 

ショートサイズだけでなく、トール、グランデ、ベンティも値上がりの対象となった。サイズを大きくして長時間過ごす利用者にとっても、支出の増加につながる。

 

■ワンモアコーヒーは160円に 会員価格も上昇

今回の改定で見逃せないのが、2杯目を特別価格で購入できる「One More Coffee」だ。

ブリュード コーヒーなどを購入した当日に、対象のレシートや電子チケットを利用して2杯目を注文できる仕組みで、スターバックスを日常的に利用する人に親しまれてきた。

1杯目をWeb登録済みのスターバックス カードで支払った場合、ブリュード コーヒーの2杯目は、店内飲食価格で150円から160円へ値上がり。カフェ ミストも205円から215円となった。

一方、現金などで1杯目を購入した場合のワンモアコーヒーは、ブリュード コーヒーが220円、カフェ ミストが275円となっている。

会員価格と通常価格では金額が異なるため、支払い方法によって2杯目の負担も変わる。なお、2杯目は1杯目と同じサイズ、またはそれより小さいサイズを選べる。

 

■「100円」から始まったワンモアコーヒー 価格の変化

ワンモアコーヒーは、2杯目を通常より安く楽しめることが魅力のサービスだ。しかし、価格改定が重なることで、その割安感にも変化が生じている。

利用者の間で注目されるのが、かつて100円だったとされる価格から、108円、150円、そして160円へと上昇してきた点だ。

ただし、これらの金額は適用時期や購入条件、店内飲食・持ち帰りの区分をそろえて比較する必要がある。今回、公式情報で確認できた会員価格は、店内飲食時のブリュード コーヒー160円、カフェ ミスト215円だ。

「2杯目がお得」というサービスの基本は変わらないものの、以前の価格を知る利用者ほど、長期的な値上がりを実感しやすいだろう。

 

■マイカップ持参でも393円 値引きを受けても値上げを実感

タンブラーなどのマイカップを持参すると、スターバックスでは所定の値引きが適用される。都内の店舗で実際に購入したケースでは、ブリュード コーヒーのショートサイズが税込393円だったという。

通常価格だけでなく、マイカップ持参時の支払額にも注目したい。繰り返し利用する人にとっては、値引き後の金額こそが日々の出費を判断する基準になるからだ。

さらに、スターバックスでは店舗の立地に応じた価格設定も導入されている。東京23区の一部などでは「特定立地価格A」が適用され、通常店舗とは価格が異なる。都内であっても、どの店舗を利用するかによって支払額に差が生じる。

今回の価格改定を検証するには、通常価格、マイカップ持参時の値引き後価格、特定立地価格Aの適用有無を分けて比較する必要がある。

 

■スタッフも説明に追われる? 店頭で問われる価格改定への対応

価格改定は利用者だけでなく、店舗で接客するスタッフにとっても、

案内や問い合わせ対応が必要になるタイミングだ。

価格が変わる際には、レジでの支払額やアプリ上の表示、ワンモアコーヒーの利用条件など、利用者が確認したい事項も増える。分かりやすい案内と、改定後の価格を正確に伝える対応が求められる。

そして2026年の度重なる急激な価格変更・高騰によって、

常連のスタバ・カフェ利用者からのカスハラなどの影響も懸念される

 

■値上げは1杯の差額だけではない 日常使いへの影響

仮にブリュード コーヒーのショートサイズを1日1杯、

月に20日購入した場合、21円の値上げによる負担増は月420円、

年間では5,040円となる。

さらに、ワンモアコーヒーを利用する場合も、会員価格の改定によって1回当たり10円の負担増となる。利用回数が多ければ、その差額も積み重なる。

スターバックスは、コーヒーを味わうだけでなく、仕事や勉強、待ち合わせなどに利用される場所でもある。値上げの影響は飲み物の価格だけでなく、日々の過ごし方や店舗の利用頻度にも関わってくる。


【文:高須基一朗 瞬刊モッツ編集部】