ヤンキース 屈辱の3連敗で終戦 2年連続地区シリーズ敗退 幻の同点弾に本拠地騒然
【©️tampa bay rays 】
ニューヨーク・ヤンキースの2026年シーズンが、あまりにも苦い結末を迎えた。
現地時間10月7日、ヤンキー・スタジアムで行われたア・リーグ地区シリーズ第3戦で、ヤンキースはタンパベイ・レイズに3―4で敗戦。シリーズ3連敗で敗退が決まり、2年連続で地区シリーズの壁を越えられなかった。
17年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指した名門は、今季もポストシーズンの序盤で姿を消すことになった。
▪️何度も追い付いたヤンキース最後に待っていた痛恨の判定
試合は序盤から両チームが点を取り合う展開となった。
ヤンキースは3回表に先制を許したものの、その裏にベン・ライスの適時打ですぐさま同点。4回には両軍が1点ずつを加え、2―2で試合は後半へ進んだ。
6回表には先発のマックス・フリードが勝ち越し2ランを浴び、ヤンキースは2―4と再び2点を追う展開となる。
しかし、その直後だった。
6回裏、アンソニー・ボルペが左翼スタンドへ大きな打球を放つ。ヤンキースファンが待ち望んだ一発となり、試合は再び振り出しに戻ったかと思われた。
ところが、ここで試合の流れを大きく変える判定が下された。
リプレー検証の結果、スタンド最前列のファンがグラウンドへ身を乗り出して打球に触れたとして守備妨害と判定。ボルペの一打は2ラン本塁打ではなく、走者一人を生還させる適時二塁打へと変更された。
ヤンキースは3―4と1点差に迫ったものの、二死二塁からスペンサー・ジョーンズが空振り三振。
最大の同点機を生かせないまま、試合は最終回へ進んだ。
▪️93勝を挙げたシーズンが、わずか3試合で終わる
ヤンキースはレギュラーシーズンで93勝68敗を記録し、ア・リーグ2位でポストシーズンへ進出。
地区シリーズ進出を懸けた戦いでは同地区3位のボストン・レッドソックスを退け、さらに先へ進んだ。
しかし、地区シリーズではレイズの前に力を発揮できなかった。
第1戦はわずか1安打に封じ込まれて完封負け。続く第2戦では、エース右腕キャム・シュリットラーをマウンドへ送りながら、守備陣が4失策を記録するなど精彩を欠いた。
そして迎えた第3戦も、最後まで流れを引き寄せることができなかった。
レギュラーシーズンで積み上げた93勝という数字とは対照的に、ポストシーズンではレイズに3連敗。
ヤンキースにとっては、あまりにも厳しいシーズンの終わりとなった。
▪️名門復活への道は険しく・・・
ヤンキースが最後にワールドシリーズを制したのは2009年。
以降、何度も優勝候補としてシーズンを戦いながら、頂点には届いていない。
今季も93勝を挙げ、3年連続でポストシーズンへ進出したものの、地区シリーズで敗退。
特に今回のレイズ戦では、打線、投手陣、守備のすべてで本来の力を発揮し切れないまま、シリーズを終えることになった。
そして第3戦で生まれたボルペの「幻の同点弾」は、
このシリーズを象徴する場面の一つとなった。
もし本塁打として認められていれば、試合は3―4ではなく同点となっていた。
ただ、リプレー検証による判定は覆らず、ヤンキースには最後まで追い付く機会が残されなかった。
本拠地に詰めかけたファンの期待が大きかっただけに、
敗退の瞬間には重い空気が漂った。

