女子バスケ日本代表が韓国を77―59で圧倒! 田中こころ選手を軸に躍動 W杯へ弾みをつける快勝
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女子バスケットボール日本代表が、9月にドイツで開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026」に向け、力強い一歩を踏み出した。
8月13日、東京・有明アリーナで行われた「三井不動産カップ2026(東京大会)」の韓国代表との第1戦で、日本は77―59と快勝。試合開始直後から主導権を握り、一度もリードを許さない堂々たるゲーム運びで、ホームのファンを沸かせた。
この日、日本は田中こころ選手、林咲希選手、東藤なな子選手、髙田真希選手、渡嘉敷来夢選手を先発に起用。宮澤夕貴選手がキャプテンを務めるチームは、立ち上がりから攻守の切り替えを徹底し、スピード感あふれるバスケットを展開した。
試合の流れを決定づけたのは、開始直後の猛攻だった。
日本は韓国のボール運びに対して激しくプレッシャーをかけ、ダブルチームからターンオーバーを誘発。攻撃では渡嘉敷選手がインサイドで強さを見せ、さらに田中選手が外から3ポイントを射抜くなど、内と外を巧みに使い分けた。
開始から14―0のランを完成させると、韓国は早々にタイムアウト。
日本の勢いを止めようとする韓国に対し、日本は攻撃の手を緩めない。
第1クォーターを25―8で終えると、第2クォーターも林選手が3ポイントを連続で決め、リードを拡大。町田瑠唯選手が巧みなパスワークで攻撃を組み立て、高田選手もミドルレンジから得点するなど、特定の選手だけに頼らない多彩な攻撃が光った。
前半終了時点で45―30。
韓国に反撃を許す場面がありながらも、日本は主導権を手放さなかった。
後半は韓国がディフェンスの強度を高め、日本の攻撃が停滞する時間帯も生まれた。
しかし、ここで存在感を示したのが再び田中こころ選手だった。
相手の守備が厳しくなる中でも、自らドライブでゴールへ切り込み2点、さらに3ポイントも沈める。
苦しい時間帯に個人技で打開できる田中選手の存在は、
日本にとって大きな武器となった。
第3クォーター終了時には57―48まで追い上げられたものの、日本は慌てない。
最終 第4クォーターでは馬瓜ステファニー選手がインサイドで力強く得点を重ね、
再び韓国を突き放した。
日本は最後までオフボールの動きを止めず、ボールを持たない選手も積極的にスペースを作る。守備ではリバウンドを確実に確保し、韓国にセカンドチャンスを与えない。終盤には再びリードを広げ、77―59で試合終了。
見事に勝利を飾った。
個人では馬瓜選手がチーム最多の13得点。
田中選手が10得点、林選手が3ポイント3本を含む9得点を記録。
後藤音羽選手も8得点4リバウンド、高田選手と渡嘉敷選手がそれぞれ7得点をマーク。
宮澤選手はキャプテンとしてチームを支え、
町田選手も司令塔として攻撃をコントロールした。
数字にも日本の充実ぶりが表れている。
3ポイントは21本中9本成功の42.9%。フィールドゴール成功率も44.6%を記録し、
リバウンドでは39本を確保。
ターンオーバーから13得点を奪い、ペイント内でも34得点を挙げた。
何より印象的だったのは、試合開始から一度も韓国にリードを許さなかったことだ。
最大20点差をつけるなど、序盤から築いた優位性を最後まで生かし切った。
日本は3月のワールドカップ予選で苦しいスタートを経験したものの、その後はアルゼンチン、ラトビアに勝利。
5月のラトビアとの親善試合では98―73、76―69と連勝しており、
今回の韓国戦も含めてチームは着実に上昇気流に乗っている。
来月の9月のワールドカップ本大会を見据えれば、
今回の日韓2連戦はチームの完成度を高める貴重な機会だ。
その初戦でしっかりとチームでバランスよく得点を重ねて力を示したのは、速さ、守備力、3ポイント、そして選手層の厚さ。
田中選手を中心に、馬瓜選手、林選手、渡嘉敷選手、高田選手らがそれぞれの持ち味を発揮し、日本らしいバスケットを存分に披露した。
明日8月14日には、同じ有明アリーナで韓国との第2戦が行われる。
初戦で得た手応えを次につなげ、さらに完成度を高められるか。
ワールドカップへ向けた日本の挑戦は、ここから一段と熱を帯びていく。
【取材:文/ 高須基一朗】

