吉沢亮さん『国宝』で最優秀主演男優賞! 横浜流星さんと抱擁「彼がいなかったら、この場に立てなかった」

2026.3.14

© 日本アカデミー賞協会
© JAPAN ACADEMY FILM PRIZE ASSOCIATION


第49回日本アカデミー賞授賞式が3月13日、都内のホテルで開催され、映画『国宝』(監督:李相日)に主演した吉沢亮さん(32)が最優秀主演男優賞を受賞した。

吉沢さんにとって日本アカデミー賞での受賞は、2020年の『キングダム』での最優秀助演男優賞以来となり、主演男優賞の受賞は今回が初となる。


 

『国宝』は、任侠の一門に生まれながら歌舞伎の名門に引き取られ、芸の道に人生をささげていく主人公・立花喜久雄の半生を描いた壮大な人間ドラマ。作品は興行収入203億円を超える大ヒットを記録し、2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を上回り、邦画実写映画の歴代興行収入1位を22年ぶりに更新した。

主人公を演じた吉沢さんは、撮影の約1年半前から歌舞伎の稽古に打ち込み、役作りに徹底して向き合った。その熱演は高く評価され、毎日映画コンクール、キネマ旬報ベスト・テン、報知映画賞などでも主演男優賞を受賞している。

授賞式では、作中で御曹司・俊介役を演じた横浜流星さんがプレゼンターとして登壇。受賞が発表されると、2人は壇上で固く抱き合い、喜びを分かち合った。

吉沢さんはスピーチで横浜さんへの感謝を語り、「大変な稽古を乗り越えた彼がいなかったら、この場に立つことはなかった。映画にとっても、僕にとっても本当に偉大な存在です」と言葉を寄せた。

 

観客動員は1440万人を超え、社会現象とも言えるヒットとなった本作については、

「本気で何かに打ち込む姿に人は感動するということが、この映画を通して伝わったのではないか」と分析。さらに「この作品を通して、芸の道を生きる人間の業や厳しさを痛感すると同時に、その先にある喜びにも触れることができた。自分自身の生き方を見つめ直すきっかけにもなった」と振り返った。

そのうえで、「これからも映画を愛する皆さんに楽しんでもらえる作品を届けられるよう、精進していきたい」と決意を新たにした。

 

なお、優秀主演男優賞には、妻夫木聡さん(『宝島』)、長塚京三さん(『敵』)、松村北斗さん(『秒速5センチメートル』)、山田裕貴さん(『爆弾』)が選ばれ、最優秀主演男優賞を競った。