ドミニカ共和国、破壊的打線で韓国粉砕 強打の“強度”が別次元…7回コールドで4強一番乗り

2026.3.14

【©️WBC】

破壊力の違いが、試合を一方的な展開へと変えた。ドミニカ共和国が10―0で韓国を圧倒し、7回コールド勝ち。打球の強度、打線の圧力、そのすべてが相手をのみ込む“別次元の攻撃力”で準決勝進出を決めた。


 

象徴的だったのは2回だ。

1死一塁からカミネロが左翼線へ鋭い二塁打。

打球は鋭いライナー性で外野を破り、韓国守備陣を完全に押し込んだ。その間に一塁走者のゲレロが激走。体重111キロの巨体とは思えないスピードでホームへ突入すると、送球のわずかな乱れを見逃さず、回り込むようなヘッドスライディングで生還した。

だが、このプレーは序章に過ぎなかった。

続く攻撃でもドミニカ打線は止まらない。ロドリゲスの遊ゴロの間に追加点を奪い、さらにタティスの適時打。いずれも打球速度の速さで内外野を深く守らせ、守備側に常にプレッシャーをかけ続けた。

3回には、その“強打の強度”が完全に試合を決定づける。

ゲレロが右中間へ強烈な適時二塁打を放つと、マチャドの適時打、さらに押し出しなどで一挙4点。鋭い打球が次々と外野の間を切り裂き、韓国先発のリュ・ヒョンジンを早々にKOした。

ドミニカの攻撃は単なる長打力ではない。

打球速度、打線の厚み、そして走塁まで含めた“攻撃の強度”そのものが圧倒的だった。

7回にはその象徴となる一発が飛び出す。1死一、三塁からウェルズが右翼席へ3ラン。打球は一直線にスタンドへ突き刺さり、ローンデポ・パークのドミニカファンを総立ちにした。これがコールドを決める一撃となり、球場は完全なお祭り騒ぎとなった。

投げても盤石だった。先発サンチェスが5回2安打無失点、8奪三振。韓国打線に付け入る隙を与えず、攻撃陣の猛攻を後押しした。

4番のゲレロは好走塁と適時二塁打で勝利に貢献。今季からチームメートとなる岡本の名前を意識したのか、試合後には「アリガトウゴザイマス」と日本語で笑顔を見せた。

 

ドミニカ共和国は1次ラウンドでも4試合で13本塁打。

タティス、ソト、ゲレロらメジャー屈指のスターが並ぶ打線は、

“強い”というより“破壊的”と言っていい。

この日の準々決勝でも、その打撃の強度は韓国を圧倒した。

優勝候補の一角が、圧巻の攻撃力を示して4強一番乗り。

準決勝では米国―カナダ戦の勝者と対戦する。

世界一へ向け、ドミニカの破壊的打線は強力すぎる。