Netflix最大級ヒット作『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』続編決定 監督コンビは複数年契約、物語は“まだ始まりにすぎない”
【©️Netflix】
動画配信大手のNetflixで記録的ヒットとなったアニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の続編制作が正式に決定した。米メディアのThe Hollywood Reporterが報じたもので、発表はアカデミー賞授賞式を目前に控えたタイミングで行われ、作品への注目度をさらに高めている。
続編でも、1作目を手がけたマギー・カン監督とクリス・アペルハンス監督がタッグを組む。両監督はNetflixと複数年にわたる脚本・監督契約を締結しており、シリーズの継続的な展開を見据えた体制となる。制作は引き続きソニー・ピクチャーズ・アニメーションが担当する。
公開時期は現時点で未定。
かつて2029年公開の可能性が取り沙汰されたこともあるが、大規模なアニメーション制作に必要な時間を考えると現実的ではないとの見方が強い。現在はまだ企画初期段階にあり、本格的な制作作業はアカデミー賞などの賞レースが一段落した後に始動するとみられている。
韓国系アメリカ人のカン監督は声明で、「韓国人の映画監督として、観客がこの韓国の物語とキャラクターの続きを望んでくれていることに大きな誇りを感じている」とコメント。「私たちが築いた世界にはまだ語るべき物語が数多く残されている。これはまだ始まりにすぎない」と、シリーズのさらなる広がりに意欲を示した。
1作目は、音楽の力が悪魔の侵攻を食い止める鍵となる世界を舞台に、K-POPグループ「ハントリクス」の活躍を描いたアクションファンタジー。配信開始直後から爆発的にヒットしたわけではなく、口コミをきっかけに数週間かけて人気が拡大する“スローバーン型”の成功を収めたことでも注目された。
最終的にはNetflix史上最多となる半期視聴回数4億8200万回を記録。劇中歌も多数ヒットし、今週末のアカデミー賞では長編アニメーション賞に加え、劇中歌「Golden」が歌曲賞の有力候補と目されている。
一方、この圧倒的ヒットは、作品が劇場公開ではなく配信向けとして制作された点でも議論を呼んだ。ソニー内部では、口コミで徐々に人気が広がった本作の特性を踏まえると、従来型の劇場公開では同様の成功を収めるのは難しかった可能性があるとの見方も示されている。

