WBC米国 敗退危機から“命拾い”の8強進出 イタリア4連勝で1位通過、米国は2位突破
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野球の世界一決定戦 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) は1次ラウンド・プールBの最終カードが11日(日本時間12日)、米ヒューストンで行われ、イタリアがメキシコに9―1で快勝。これにより、前日に敗戦を喫していた米国が2位通過で準々決勝進出を決め、敗退の危機から“命拾い”する形でベスト8入りを果たした。
優勝候補の米国は、10日(同11日)のイタリア戦で6―8の逆転負け。
グループ突破はメキシコとイタリア戦の結果次第という厳しい状況に追い込まれていた。
仮にメキシコが勝利した場合、米国・イタリア・メキシコの3チームが3勝1敗で並び、失点率による順位決定にもつれ込む可能性があった。
米国にとっては、イタリアの勝利、もしくはメキシコが5点差以上で勝つことが準々決勝進出の条件となっていた。
運命の一戦では、イタリア打線が序盤から主導権を握る。
4番の ビニー・パスカンティーノ が2回と6回にソロ本塁打を放つなど、7回までに7得点を奪い試合を優位に進めた。先発の アーロン・ノラ も5回無失点の好投を見せ、メキシコ打線を封じ込めた。
さらに8回にはパスカンティーノがこの日3本目のソロ本塁打を放ち、試合を決定づけた。イタリアはそのまま9―1で勝利し、4戦全勝で堂々の1位通過。一方、米国はイタリアの勝利によって2位が確定し、準々決勝進出が決まった。前回大会4強のメキシコはここで姿を消す結果となった。
一方で米国は、大会期間中に マーク・デローサ監督がイタリア戦前の時点で準々決勝進出を決めたと誤認していたことが報じられ、国内メディアでも議論を呼んでいた。
主将の アーロン・ジャッジ は敗戦後、「自分たちでどうにかできる状況ではない。今の我々に必要なのは少しの運だ。どうなるか見てみよう」と語っていたが、その“運”は結果的に米国へ転がり込んだ。
敗退寸前からの8強進出となった米国代表。
優勝候補の米国は、土壇場でつかんだチャンスを生かし、決勝トーナメントで巻き返しを図る。

