侍ジャパン準々決勝はベネズエラ戦 アクーニャ擁するメジャー軍団と激突、勝てば準決勝は米国・ドミニカとの大一番も
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野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は1次ラウンドの結果が出そろい、日本代表野球チームの準々決勝の相手がベネズエラ代表に決まった。メジャーリーグのスター選手が並ぶ強力打線との一戦は、日本にとって大会最大級の試練となる可能性が高い。さらに、この試合を突破すれば、舞台はフロリダ州マイアミでの準決勝。対戦相手にはアメリカ代表野球チームやドミニカ共和国代表といった優勝候補が待ち構える可能性があり、大会は一気に“世界最高峰の対決”へと突入する。
▪️侍ジャパンの前に立ちはだかるベネズエラ強力打線
1次ラウンドD組では、ベネズエラ代表とドミニカ共和国代表が無敗同士で最終戦を迎え、ドミニカ共和国が7―5で勝利。ドミニカ共和国が1位、ベネズエラが2位で決勝トーナメントに進出した。
大会日程により、ベネズエラは準々決勝で日本代表野球チームと対戦する。日本にとっては、ここからが本当の意味での“世界大会”と言っていい。
ベネズエラ打線の中心は、ナショナルリーグMVP経験者のロナルド・アクーニャ・ジュニアだ。2023年には41本塁打、73盗塁という歴史的な成績を残し、メジャーリーグを代表するスーパースターとなった。
その周囲にも実力者が並ぶ。2022年から2024年まで3年連続首位打者のルイス・アラエス、2021年本塁打王のサルバドール・ペレス、さらに兄弟で代表入りするウィルソン・コントレラスとウィリアム・コントレラスなど、メジャーリーグの主力級が並ぶ。爆発力という点ではドミニカ共和国や米国に一歩譲るとも言われるが、打線の厚みは決して侮れない。
▪️“大谷キラー”が立ちはだかる可能性大
投手陣にも、日本にとって気になる存在がいる。準々決勝の先発候補として名前が挙がる左腕、レンジャー・スアレスだ。
スアレスは昨季ポストシーズンで大谷翔平と対戦し、3打数無安打に抑え込んだ実績がある。メジャーでも安定した成績を残してきた技巧派左腕で、日本打線にとっては決して攻略しやすい相手ではない。
さらに救援陣には、オリックス・バファローズでプレーするアンドレス・マチャドや、シカゴ・カブスでクローザー経験を持つダニエル・パレンシアなど、経験豊富な投手が控えている。
もっとも、この準々決勝は日本にとって単なる通過点ではない。
その相手には、アメリカ代表やドミニカ共和国代表など、メジャーリーグのスターを数多く抱える優勝候補が浮上する可能性が高い。
もし日本が勝ち上がれば、「侍ジャパン対MLBオールスター級」という構図が現実味を帯びる。舞台となるマイアミは中南米出身選手の人気も高く、野球熱の強い都市だ。そこに日本代表が加われば、スタジアムの熱気は一段と高まるだろう。

