元GLORY王者アダムチャックが参戦 ルーマニアで「K-1 WORLD MAX」予選開催、FINAL16へ激戦必至

2026.3.5

来月4月3日(現地時間)、ルーマニア・ブカレストで開催される格闘技イベント K-1 WORLD MAX 2026 in Bucharest で、「K-1 WORLD MAX 2026 -70kg世界最強決定トーナメント・ルーマニア予選」が行われる。

 

同予選は8選手によるワンデイトーナメント形式で実施され、優勝者には9月12日に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される K-1 WORLD MAX 2026 のFINAL16出場権が与えられる。


 

▪️元GLORY王者アダムチャック、11年ぶりK-1参戦

今大会で最も注目を集めるのが、元 GLORY Kickboxing 世界フェザー級王者の セルゲイ・アダムチャックだ。

ウクライナ出身のアダムチャックは、幼少期からキックボクシング、ムエタイ、サンボなど多様な格闘技を経験。現在はオランダの名門ジム Mike’s Gym を拠点にトレーニングを積むサウスポーファイターで、強烈なローキックを武器に世界トップ戦線で活躍してきた。

2015年6月の GLORY 22 では、一階級上のライト級で当時トップ戦線にいた マラット・グレゴリアン を判定で破る金星を挙げる。同年11月には本来のフェザー級に戻り、わずか2戦目でGLORY世界王座を獲得した。

翌年の初防衛戦でタイトルを失ったものの、2018年にはGLORYフェザー級コンテンダートーナメントを制覇。さらに2015年にはK-1初参戦で 秋元和也 に判定勝利を収めるなど、日本のファンにも名を知られる存在だが、近年は、年齢の衰えにおり、スピード感は、以前のようなキレがないのも事実。

それでも、ピークを過ぎているとはいえ、2019年には エイブラハム・ヴィダレス をTKOで撃破。2022年にはK-1王者経験者の 原口健飛 と対戦し、判定にもつれ込む接戦を演じている。

今回が実に11年ぶりとなるK-1参戦。

36歳の年齢を考えれば、子の挑戦を無謀と見る声も少なくないが、ベテランが70kg戦線で再び存在感を示し、世界のFINAL16の切符をつかめるかは注目に値する。

 

▪️地元ルーマニアのエースも優勝候補

もう一人の優勝候補として名前が挙がるのが、地元ルーマニアの実力者 カリン・ペトリショル だ。

ペトリショルはISKA世界オリエンタルルール・スーパーウェルター級王座とISKA欧州K-1ルール王座を保持する実力派。戦績は53戦41勝(17KO)12敗を誇り、ヨーロッパの70kg級戦線で実績を積み重ねてきた。

2024年2月にはポーランドの強豪カルペル・ムシンスキと対戦し判定で敗れたものの、直近の試合では今回のトーナメントにも出場するヴィタリー・マテイに勝利。地元開催の大会で優勝を狙う。

 

▪️新鋭と実力者が入り乱れる混戦トーナメント

トーナメントにはベテランの ヴィタリー・マテイ や、ラトビアの王者 マレク・ペルシス、トルコの強打者 ユルドゥルム・オグズ など実績ある選手も参戦。

さらに18歳の新鋭 ステファン・ヴランチェアーヌ や、同じく18歳の大型選手 アルベルト・エナケ といった若手も名を連ね、世代を超えた激突が見どころとなる。

ベテランの実力か、地元エースの意地か、それとも若きダークホースの台頭か。
9月のFINAL16を目指すヨーロッパ予選は、最後まで目が離せない一日となりそうだ。


▪️ルーマニア予選・準々決勝カード

カリン・ペトリショル(ルーマニア)
vs ヴィタリー・マテイ(モルドバ)

ステファン・ヴランチェアーヌ(ルーマニア)
vs マレク・ペルシス(ラトビア)

アンドレイ・ヴァルガ(ルーマニア)
vs セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ)

アルベルト・エナケ(ルーマニア)
vs ユルドゥルム・オグズ(トルコ)


準決勝、決勝はいずれも3分3R(延長1R)で行われる予定。

欧州屈指の強豪が集う一日決戦の結果は如何に!?