ONE Championship ムエタイ世界戦線が再び動く ナビル・アナンが初防衛戦決定!挑戦者は“KO量産機”ランボーレック
【©️ONE Championship 】
アジア最大級の格闘技団体が誇るムエタイ王座戦線に、注目のカードが正式決定した。2026年3月20日(金)、タイ・バンコクの聖地ルンピニースタジアムで開催される『ONE Friday Fights 147』にて、ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ世界王者ナビル・アナンが初防衛戦に臨む。
対するは、“タイのノックアウトマシーン”の異名を持つランボーレック・チョー・アッジャラブーン。いま最も勢いのある挑戦者が、規格外の王者に牙を剥く。
▪️195センチの衝撃 異端の王者アナンの軌跡
アルジェリアとタイにルーツを持つアナンは、テコンドーと空手で黒帯を取得後、ムエタイへ転向。地方スタジアムで実績を積み上げ、2017年にはルンピニー、ラジャダムナンという二大殿堂へ進出した。
2022年5月にはWBCムエタイ世界フェザー級王座を戴冠。その後『RWS』参戦を経て、2023年6月にONE初登場を果たすも、いきなり当時絶対王者のスーパーレックと対戦し、初回KO負けという洗礼を浴びた。
しかし、その敗北が転機となる。ナックロップを右クロスで沈め、ムアンタイ、クラップダムら強豪を撃破。怒涛の5連勝で勢いを取り戻すと、2025年1月にはニコ・カリロを初回TKOで下し暫定王座を獲得した。
本来であれば3月の日本大会でスーパーレックとの王座統一戦が実現するはずだったが、スーパーレックの体重超過により王座は剥奪。ノンタイトル戦となった一戦でアナンは雪辱を果たし、正規王者へと昇格した。
身長195センチというバンタム級離れした体格と長い手足を武器に、現在の戦績は39勝5敗1分1無効試合。キックボクシングにも挑戦し、2025年11月の日本大会では元K-1王者の和島大海を破るなど、その対応力も証明している。
▪️67勝のKO請負人 ランボーレックの破壊力
王者に挑むランボーレックは、名門スーパーボン・トレーニングキャンプ所属。
ONEでの戦績は7勝2敗、そのうち5勝がKOという圧倒的な決定力を誇る。
通算67勝14敗のキャリアを持ち、『ONE Friday Fights』シリーズで初の本戦契約(10万ドル)を勝ち取ったファイターとしても知られる存在だ。
直近では1月24日の『ONE Fight Night 39』メインイベントで、4連続KO中だったアブドゥラ・ダヤカエフを逆転KO。試合後、リング上で王者への挑戦をアピールすると、バックステージでその意思を伝えられたアナンは即座に受諾。「防衛の準備はできている」と言い切った。
リーチと距離支配に長けた異形の王者か。
それとも、一瞬で試合を終わらせるノックアウトマシーンか。
ムエタイ界で最も才能を嘱望される若き2人が、ルンピニーのリングで激突する。

